2009-12-24

竿納になるのか?



多忙を極めた平成21年もあと僅か…。
仕事も最大の山場はなんとか越えたものの、普通の方と比べれば、まだまだ信じられないような忙しさが続いています(1日がぶっ飛んで過ぎてしまいます)。

しかし、このままで年の瀬を迎える訳にいかないところがアングラーの性。
スケジュールの調整に調整を繰り返し、実現したのです「ヤリイカ」釣りが…。

そんな訳で、船宿は情報検索している間もなく、超定番の勝山港「萬栄丸」さんに決め、寝ずにブランコ3組、直結2組を結んで12月21日(月)に釣行したのです。

それでも、滅多にない平日釣行(大名釣り?)とあって、港に着くまではウキウキしていたのですが、勝山港に着いてみれば、一瞬にしてその浮ついた気持ちが醒めてしまいました。
県外ナンバーの車があるわ、あるわ…。
流石、東の横綱・萬栄丸さんです。
中乗りの爺さんに聞いたところ、当日の貸し竿は20本だそうで、片舷7~8名で2隻出船していたので、半分以上の方がビギナーということです…。

それだけの人数がいれば、出船直前に港に着いた私に良い釣座は残っているわけもなく、左舷堂間。
しかし、海のほうは前日まで強い西風が収まり洲崎での1投目から乗りを捕らえます。
これはもしかして…などとほくそ笑んでいると、ガッガッガッガっという何とも嫌ぁ~な感覚が手元に伝わります。
そう、オマツリです。

貸し竿の方々のPEは恐らく6号なんでしょう…。
我々イカおやじのPEは4号が定番。
そりゃぁ~オマツリしますよね。
1投目から4人とオマツリして、酷い方はPEまで切らないとならない始末…。
直結の私に乗っていたイカさんも当然のことながら「サヨナラ~」。
当日の敵は微妙なヤリイカの当りではなく、オマツリでした。
前半5~6投は直結で挑んだものの釣果は「0」で、我慢も限界!ブランコにスイッチです。

当日はサバが少なかったこともあり、ブランコにしてからは引き出しを広ろげ、落とし込みで触りを取ったり、1点乗ってから仕掛けを張って追い乗りさせたりと、2~3点掛けながらコツコツと数を積み重ねるも、2~3投に1度はオマツリがあります。
持参した3組のブランコを駄目にし、船宿仕掛けを1組購入する始末。
しかも船宿仕掛けがヨレるのなんのって…。

今回の教訓として2つ。
ブランコは5組は持参すること。
錘側にもヨリトリリングを装着(準備)すること。
それでも前半出遅れたにしては大型主体に計21杯で、まずまずの日となりました。



釣から帰り、日常に戻れば大晦日まで休みがない状況…。
このヤリイカが2009年の竿納めとなりそうです。

2009-12-06

優れもの(その2)

釣行できずの日々が相も変らず続いております。
そろそろ精神的に病んできているのか、特に週末の仕事が捗りません。
そんな訳で、気晴らしにブログUPです。

優れものの第2段ということで、今回は私がお世話になっている「釣具屋さん」を紹介します。
ご存知の方も多いと思いますが、"浅草釣具" さんです。
お店のHP及びネット通販はされておりませんので、店長ブログURLをリンクします。http://yaplog.jp/asaturi/

昔は個人商店の釣具屋さんが町に一軒はあったものですが、大型チェーン店におされ、周辺環境も変化し、ほぼ絶滅してしまいました。
いま小規模で釣具を扱うことで存続できるのは、カスタムロッドやカスタムルアー(フライ)取り扱い店か、何かに特化した専門店くらいでしょう…。

しかし、浅草釣具は違うのです。
純然たる町の釣具屋さんです。
この更新でうまく魅力を表現できるか自信はありませんが、思いつくままに箇条書きしてみます。

■安い(現金とはなるが大型店より若干安めの設定=カードやポイントはない)
■オリジナルグッズ、ひと捻り商品が多数ある(後述"掛け枠"参照)
■品揃えが良い(店の面積は狭いが、必要な物がちゃんと揃う…。目利きがよい)
■接客工夫(新製品の情報も早く、知識もある。POPも上手く、押売りしない)
■掘り出し物が…

とにかく、大型店にも負けずに元気に商売されているということは、商売全般で工夫されている証ですし、なにより熱意の証でもあると感じています。
まあ、文章で説明するにも限界がありますので、ここで私が浅草釣具で入手した優れものを1点紹介しましょう。



写真はブランコ専用(イカ仕掛け)の掛け枠です。
私が乗った船で、これと同じ(機能の)ものを使用されている方はお見掛けしたことがありませんので、珍しいというか浅草釣具のオリジナル商品でしょう。

全長は30cm。
確か@560‐だったか?
カンナ部(イカ角)を2本の金棒で留めるようになっているので、同じ高さにイカ角を並べることができ、配色が一目瞭然。
仕掛けの巻き上がりもキレイ(ブランコって今まで何時もスッキリしなかった)。
枝スを綾掛けすることで、弛み糸なし(総テンション)で仕掛けを巻上げられます。
仕掛けを巻くとカンナが金属棒から出っ張りませんので、他の荷物を引っ掛かることなく収納できる。

敢えて難点を言えば、ハリス(本線)を巻く間隔が狭く、仕掛けを解いたときに糸癖が多い。
他で売っていない。
巻ける角数が(スルメのブランコ派には)少ないか…という3点か…。

何れにせよアイディア商品です。
是非、浅草方面においでの際は、「浅草釣具」に立ち寄ってみて下さい。
この掛け枠のようなアイテムがテンコ盛りで、直ぐ1時間ぐらい経過してしまいますよ!

時間と言えば、先日、車で浅草釣具に行き、車の鍵を直に手に持って道具を物色していたところ「車は大丈夫?」と声を掛けてくれました。
そんな「心配り」を釣具屋さんで味わったことがありますか?

尚、駐車場は3台だったか確保されています。

●住所:東京都台東区入谷1-2-2
●時間:平日10:00-20:00、日祝10:00-18:00
●定休:火曜

2009-12-01

下手なんです。ヤリイカ釣り…

忙しいのにもつくづく嫌気がさしてきます…。

そんな毎日の妄想は、イサキで竿を曲げることから、ヤリイカをズラズラと抜き上げることに変ってきました…。
そして釣れたてのヤリイカの刺身を食べながら酒を口に含むぅ…。
はたまた、1割~2割混ざるスルメの肝で塩辛ぁ…。
まだまだ行けないのが解ってはいながらも、ついついネット上の釣果速報を眺めては、ため息をついています。

こんなに楽しみにしているヤリイカ釣りですが、実は苦手な?下手な釣目なんです…。
今まで目立った釣果があった訳ではなく、アタリさえ見逃す下手っぴなんです。
でも、夏の間にスルメも少しは上達したつもりでもありますし、「ヤリイカも少しはマシになったのでは」という期待が胸中でうずうずしているのです。

そんな下手っぴの今シーズンの作戦を今日は書きとめたいと思います。

まずはタックル。
竿は直結用の少し柔らか目の竿と、FFTスルメイカ180。
リールはレオブリッツ500MM(PE4号)。
仕掛けは11cm直結×12本、11cmブランコ×7本の2通りで挑もうと考えています。
勿論、直結・ブランコの使い分けは「サバ」次第です。

そして今年のテーマ(課題)は、"竿を停める" です。
スルメイカでも書きましたが、スルメはリールで釣る(巻上げる)が、ヤリは竿で釣る(引っ掛ける)ものと…。
昨年までの反省は、シャクリ(竿)を頭の上まで持ち上げていたことです。
前述の格言は、自分への戒めで、目の高さ位でシャクリを止めなければ、触りを合わせ(引っ掛け)られない。
活性が高い状況であれば、頭上までシャクリ上げ、ポーズをしても角に勝手にヤリイカ抱きついてくるのかもしれませんが、頭上からはアワセ(引っ掛け)ることはできない…。
今年は積極的に引っ掛けていくつもりです。

次に「待ち」の停め時間を長めにすること…。
着底でもそうですが、落とし込み中の停め、誘ってからの停め、乗せてからの停め、所謂、メリハリですが、この停めが雑だと、アタリの見極めが難しくなります。
この点を丁寧におこなうことが2つめ。

そして3つめが、出来るだけ仕掛けを遠方に投げ込むことです。
特に直結を使用している場合、反応が底中心のヤリイカは、仕掛け着底の後、出来るだけ仕掛けを斜めに(弛ませる)ように心掛けたいと思います。

仕掛けの捌きにも余裕がでてきたので、これらの作戦を中心に今シーズンは「脱ビギナー」を狙います。

昨シーズン、房総のヤリイカは爆ノリで、トップが束越えなんて釣果も珍しくなかったようですが、なぜか昨シーズンは房総には行かず終い…(行ったとしても寒イサキが主体だった)。
今シーズン(12月が始まったこの時期)の状況はどうかと言えば、まだまだ活性が低く、昨シーズンのような当り年ではないようですね。
でも、少なくとも私は期待しています。
腕(テクニック)で昨年より良い釣果を得ることに…。