2010-01-19

2010 初釣り(ヤリイカ)

早いもので"ミレニアム"って盛り上がったのも10年前のこと…。
この正月は、連れと友達の3人で外食しながら年を越し、正月は釣師らしく?仕掛作り&読書(DVD)で短い休暇を過ごしました。
皆さんは如何お過ごしでしたか?

私は仕事がだんだんと落着きつつあることもあり、初釣りは予てから「イカを釣ってみたい」と言っていた連れ(サービス業≒普段、土日祝の仕事)を伴い1月15日(金)にヤリイカに行くことにしました。

乗物酔いする&初心者の連れが一緒ということもあり、大きい船にしたかったので、おのずと(お馴染み)勝山港/萬栄丸さんでの初釣りです。

当日は前日までの時化が収まり、ウネリは残るものの連れが酔うほどではないかと思ったのですが…、やはり駄目でした。
最初のポイント移動でダウン!
反省です。
結局、帰港するまで起き上がれずという切ない思いをさせてしまいました。
次は夏場か、カワハギ、アジ等の近場にしようと思います。

さて、肝心の初釣りですが、当日は北西の微風で澄み潮。
潮はトロトロ、水温は若干高めと渋い状況ながら、サバの居ないまあまあな日和です。
釣座は左舷艫。

この冬はスルメがロングランしており、千葉のイカ船は早朝1時間ほどスルメを狙うのですが、隣りの方にそこそこ乗りがあるのに私は渋い。
仕掛けかな?と思い、よくお隣りを観察すれば、"はっ" とする事実が判明!
「乗り角が薄目に集中している≒私の色が濃い」のです。

前日までの時化により濁り潮を予測していた私は、スルメ仕掛けは原色の角で組んでいたのです。
これが完全に裏目。
当日は澄み潮で、お隣りはケイムラ、薄ブルーをメインにされていました。
いくらスルメであっても、冬の澄み潮時には薄い色が有効ということですね…。

そうは言ってもヤリイカは私も薄ピンク、薄ブルー、ケイムラで仕掛けが組まれているので、大丈夫だろうと気を取り直しますが、ヤリイカを開始する頃には仕掛回収時、1番上の角が水中にある時点で下に何杯イカが乗っているか透けて数えられるほどの澄み具合となりました。
そうなるとケイムラ又はケイムラに色がミックスされているような角が強く、私のピッカピカ針の薄ピンク、薄ブルーは乗りが悪かったように思います…。

多点掛けしても3杯止りで、結果として当日はスルメ6杯、ヤリイカ15杯でフィニッシュ。
竿頭は別格な方なんですが、スルメ込みで61杯です。
角の選択を誤ったことは横に置いたとしても、3倍の釣果とは…、いったい何が違うんでしょうね?
イカ釣り(数釣り)は本当に奥が深いものです…。

前述の通り忙しい釣行だったので、写真もないレポートとなってしまいました。
お詫びと言っては何ですが、ヤリイカのコツをもう1つ書き添えておきます。

ヤリイカのタナは皆さんベタ底と認識していらっしゃいますよね。
それは間違いないのですが、日並によってはタナが上ずる(上の角に乗る)ことがあります。
その時はチャンスです。

私の経験では、タナが上ずったときは、ポイント、ポイントによる水深に惑わされず、その日はそのタナを徹底的に攻めるのが有効です。
(そのタナが仮に150Mだったら、船長が水深190Mとアナウンスしても、150Mを攻める)
落としで乗せることにもなるので、手返UPにも繋がります。

この現象はイカの餌となるベイトの群(タナ)が一定しているからだろうと推測しています…。
従ってベイトのタナがブレなければ角のサイズ・色がどうのこうのより、そのタナを攻める(タナに角がある)ほうが優先度は(釣果が)高い筈です。
勿論、150Mプラス仕掛け長さを落下させてからシャクリ上げてもよし。
是非みなさんも試してみて下さい。

月末にもう1度ヤリイカに挑戦の予定ですので、次回は写真入りレポートをお届けします。