2010-05-28

ご当地(船宿)推奨の仕掛について



5月27日(木)、平日ながらゴールデンWにも仕事をした振替えに師匠とヤリ・スルメに釣行するつもりでした。
ところが、朝、気付いたときには空が明るい…。
しっしぃまった!
寝坊したぁ~。

前日、遅くまで仕事しており、帰宅は午前様。
釣りの準備をしてAM2:00。
家で仮眠するか、現地に行って車の中で寝るか悩んだ末、夜明けが早く車では明るくて眠れないだろうと判断して家で仮眠しました。

眠ったはいいが、頭の中は平日通常モードだったようです。
確かに目覚ましは暗い時間に鳴ったのですが、「何だよこんな時間に鳴りやがって…」とベルを切ったことを寝ボケながら思い出します。

起床した時刻が出船30分前です。
到底、間に合わせることは出来ず師匠に電話でデフォ宣言。

それでも折角の休みです。
部屋の掃除だとか、山積みになっているDMの整理が少~しだけ頭の中を掠めましたが、結局はパソコンの前に座り午後船を出している船宿を探し始めました。

そこで見つけたのが長浦「こなや丸」さんです。
釣り物はLTアジ。

前回もそうでしたが、なぜか好調な「マルイカ」に気が向きません。
当然、マルイカの午後船もあったのですが…。
加えて、馴染みの小料理屋さんから「デカイのじゃなく、中羽のアジは釣れないの?」なんて聞かれていたこともあり、LTに初トライということになりました。

そうは言っても、LTタックルなんて持っていません。
イサキのタックルでアンドンビシだけ30号を買っていけばいいだろう。
仕掛けもイサキのムツ針仕様の長さを調整すればいいね。
な~んて軽く考えたのが、長いトンネルから抜け出せない私の不運の延長でした…。

当日は曇り時々雨、北西の微風、水温24度、潮は薄濁りです。
釣り場も港から5分と、船長にしてみれば庭のような場所ですが、最初にアンカーする場所を45分も探しました。
岸払いした昼過ぎ(13:30)には群れがいなくなっていたのでしょう。
そんな訳であまり良くないポイントで釣りを開始しますが、周りでたま~にアジが顔を見せる程度です。
ところが私の竿には魚信すらない…。
水深は概ね15mで、棚ボケしようのない深さです。

船中の前半戦の不調が自分の過ちを気付かせるのを遅らせた大きな要因となりました。

当日、使用した仕掛けはカラームツ(グリーン)10号のイサキ仕掛けを切り、全長2mに改造。
餌は船宿が用意した青イソメの他に、冷蔵庫に眠っていたアカタンを持参しています。

当然、周りがポツポツながら釣れているのに自分には魚信すらないということで、アカタンの使用は止めましたし、船の移動中に仲良くなったオジサンが釣れれば親切に棚を教えてくれます。
それでも船中が前半戦(3~4時間)3~4尾だったので、自分の仕掛けが悪いとは思っていませんでした。
事実、外房ではイサキの仕掛けでアジばかり掛かるということがよく有るからです。

ところが夕まづめ、船長が躊躇なく船を止め、アンカーを打ちます。
良い反応を見つけたのです。
早速、船内でポツポツとアジが上がりはじめます。
こうなっては皆さんと同じ条件にするしか手がありません。
針を切って、道具箱の中から金ムツ10号を取り出して付け替えます。
するとどうでしょう、棚に合わせた瞬間にブルッブルルッブルッと魚信が来ます。

カットウフグは、東京湾はエビ、外房はアオヤギと地域によって餌が違います。
それと同じで、カラームツ(グリーン)は白魚の擬餌として威力を発揮するのですが、外房ではアジが喰っても、東京湾のアジは白魚を捕食していないので(まだ白魚を食うまで成長していないのか?)、カラームツには目もくれなかった。
ちょっと待てよ。
針は違えど、付餌は青イソメで船内統一のはず。
じゃーアジが反応しているのは付餌じゃなくて「針か?」というおもいに達したのです…。

久々に興奮する推論です。
要するに東京湾のアジは喰い渋りのとき「金バリ」、サバ除け&入れ喰いのとき「銀バリ」というのがスタイルということになります。
それにしても、地域、地域によっての仕掛の違いは、対象魚が捕食している餌や釣る環境他に伴って異なりがあるのですね。
納得です。
これ以降、同様な事に気付いた場合、皆さんにも情報を提供するようにしますね。



その後、猛チャージをかけた私は、坊主から一気に20尾まで釣果をのばしましたが、竿頭30尾には遠く及ばず沖上がりとなりました。

2010-05-22

釣れない日には…



近頃やっと「釣りに行こう」という気がわいてきました。
が、時期的には釣り物に悩む季節でもあります。
今季はマルイカが好調なれど、感覚的なものですが、自分の中に躊躇する何かがあります…。
乗っ込みは終了してしまったようですが、まだ間に合うか?

では、釣り物は何だろう?
迷った挙句、5月16日(日)の釣行は、江見「新栄丸」さんのマダイ五目にしました。
五目にすれば、時期を逃した乗っ込みもシェアできるという魂胆です。

当日は、晴れでベタ凪、潮は微妙に動いている程度で薄濁り。
風は北西微風で、条件は悪くない筈なんですが、船中とんと当たりがありません。
悪い日並の決まり文句で「そこそこの反応は出てるのに口を使わないな~」と船長もぼやいていました。
結果、アジすらまとまらず、皆さんお土産もなく沖上がりとなってしまいました。

小生の釣果は、イナダ×2、アジ×1、ゴマサバ×1、イサキ×1、ムツ×1です。


ところが、帰宅して他船の釣果を眺めていると、そこそこ釣れているじゃないですか…。
特に房総ではこの時期、どの船もイサキをメインの釣り物にしています。
総量規制のない南総の竿頭は70台です。

何だかやるせない気分で、あれこれと理由を考えてみましたが、思い当たる節に辿り着くことはありませんでした。
江見のポイントが荒れてしまっていたのでしょうかね…?

人生と一緒で、その内に良い日並にぶつかるでしょう!