2010-07-04

マルイカの楽しさ(考察)

シーズン終了までのマルイカ修行が続いている訳ですが、去年の今頃はイサキの大会に参加していました。
今年は大好きなイサキが眼中に入らず仕舞いです。
何てマルイカはそこまで人を熱くさせるのでしょうね…。

一口に「難しい」っと言ってしまえば簡単なのですが、私には大きく3つの局面があります。
まずは ″趣向″ が合っています。
元来、大物狙いよりも数釣り(小物)の楽しさが上回っていること。

アジ釣りでもそうですが、小物釣りは素人でも10や20(そこそこ)は釣れます。
「いい日だったねぇ~」などと思いながら岸に上がってみれば、竿頭は60だったなんてことはザラです。

では、なぜダブル~トリプルスコアになるのか?
竿頭となるような方には経験に基づく勘のようなものもあることは否めませんが、そのような勘に頼らざるを得ない部分は1回の釣行のほんの僅かであって、大半は明確な理論と経験(手返しを含む)の上に成り立っているものです。
そんな理論や経験を私なりに咀嚼していくのが楽しいし、言い換えてみればテクニカルな釣りが好きなんですね…。

自分のマルイカの最終目標は竿頭ですが、少なくとも今シーズンは「アタリと船の揺れの区別」、次のシーズンは「アタリを明確に判断できるようになる」というようなステップUPを図るつもりです。
但し、2つばかりイカおやじとしての拘りがあります。
それは前述のとおり、数においてブランコの方が有利であっても直結ないし直結ブラに拘ることと、空アワセを多用しないことです。
何しろ今は、珍しくスッテを触っているのが判っても掛けることが出来ないレベルなので、本当ムカツキますが!

次に、小物全般に言えることですが ″食味の良さ″ です。
私のブログのラベルにある魚種はどれも旨そうです。
私が「いつかは」と企んでいるヒラマサであっても、持ち帰ってきたら「どうする?」ってことになりますよね。
結局は刺身にするしかありませんが、さすがの寿司屋であっても1本貰えば困ってしまうことでしょう…。
更には鮮度を保って持ち帰るのも小物ほどラクじゃありません。
一方で、小物は一般的に食べられている種も多く、お裾分けもしやすいことも重要です。
マルイカ、本当に美味しいですよ!

3つ目(最後)は ″タックル″ です。
テカニカル系の釣りは腕も然ることながら、タックルで釣るとい面も少なからずある筈です。
特にマルイカにおいては「竿が命」であることは周知です。
それにも加え、私は仕掛けマニアでもある…。
本当に擽るんですよっ!

そんな訳で、今までマルイカに嵌っていなかったことが不思議です。

2010-07-03

念願の凪なれど

7月4日(日)は仲間と今季初のスルメを仕立てているのだが、何しろマルイカのシーズン終了間近、何とか仕事にケリをつけ、土曜マルイカ、日曜スルメという連日釣行を企てる。

だけど仕事のケリがついたのは深夜の2時…。
既に内房の船には間に合わない。
予約は無いけど、三浦の船宿に行くか迷ったが、連日釣行ということでもあるし、躰に楽な吉久(湾奥)さんとする。

マルイカは前回も前々回も時化で、アタリを見極めるという目標には最悪なコンデション(ストレス蓄積)だったが、7月3日(土)出船すると海は念願の凪!
自己最高釣果も叩きだし、実りある1日だった。

当日、最初のポイントは観音崎沖。
今まで乗ったマルイカ船は岸の近くのポイントを攻めていたが、航路での釣りに少し疑念が生じた。
仲乗りの青年に尋ねると、湾奥の遊漁船は沿岸域での操船が地元組合との協定でできないそうで、アジ等はポイントとして特に問題ないのだが、マルイカは不利な条件となるとの事。
どうりで錘が50号な訳だ…。

そんなやり取りをしている間に投入の合図!
当日はいつもの直結ブラ3・2計5本。
だけどやはり潮の影響を受けて、着底後も錘が流されゼロテンションは作れない。
せっかくの凪なのに…と少し悲しくなるが、これも修行と諦め竿先をジッと見る。
こんな投入が2回ほどあったが、船中で型をみた程度で観音崎沖は反応が薄いらしく、ほどなく剣崎沖に移動となる。

剣崎沖に移動後も潮の影響は変わらないものの、反応はある。
そこで着底後、無理にゼロテンには拘らず、1mほど棚を切って手感覚でアタリを待つと、ズッンとイカの乗りを感じる。
この釣り方が当日はハマリ、マルイカ初のツ抜けを達成。
活躍したのはヤマリアちびイカ5の青緑。





ツ抜け後、些か活性が落ちてきて、着底即乗りが薄れる。
それでもイカパンチらしき動きも何となく視認でき、シェイクしてからのアワセも初めて決まる。
何て嬉しいのだろう!

その後もポツポツだが、乗せることが出来て釣果は19杯。
竿頭は直ブラの方で35杯。
満足の行く釣行となった。