2013-06-24

Revenge '13 partⅠ(オニカサゴ編)

〉〉 こんにちわ!
〉〉 今夜は仕事が早く終わりそうなんで、食事でもいかない?

〉 こんばんわぁ。
〉 ごめんなさい、今夜は先約があって駄目なんだぁ。
〉 次は絶対に空けるから、また誘ってくださいねぇ。
〉 お仕事頑張ってください。

な~んて具合で、今年に入って何度お魚に振られた(ボウズを喰らった)ことか!
私はシツッコイ性格なので、恥をかかされたら徒では済まさないのだ。

そんな憎っくき女、じゃなくてお魚の第一弾はオニカサゴだ。
あれはまだ寒い2月、宇佐美御前崎でのことだった…。

その後、リベンジのタイミングを虎視眈々と見計らっていた訳だが、とうとうその時がやってきた。
何しろ静岡の情報までチェックしていたのだから、ふっふっふっふっふ。

時を同じくして、大原の力漁丸さんがオニカサゴ絶好調との情報も得ていたが、混み合う船も嫌だし、わざわざ御前崎まで足を伸ばす御仁も少なかろうと、遠征を決めたのだった。

今回、お世話になったのは、相良平田港の福神丸さんで、静岡県内でショウサイフグの乗合を出している希少な船宿。

実のところ、福神丸さんのHPにはフグの釣果を確認しにいったんですが、「オニカサゴ2名で39尾」なんてとんでもない数字が載っていた。
こっこっこれは行くしかないでしょう!

ってな訳で、涎、じゃなくてリベンジは6月23日(日)になったのだ。
が、釣果はご覧のとおり…。
あれっ?あれれ?ってな感じ。

数的には計7匹(リリース3匹)と釣れたには釣れたが、クーラーの中もリリースサイズじゃないの!
幾らリベンジとは言え、仇とみなしていたのは1kg以上の鬼。
子供を身代わりに討ち取ってどうすんのよ!
そんな駄目ダメな日は、何をやっても駄目なもの。
下の写真の方向には前日に世界遺産登録が決まった富士山があり、世界遺産を眺めながら釣りするのも没!
寝ずの釣行だったことが祟り、13:30に現地を発ったが、パーキングエリアで爆睡ぶっこいてたら横浜町田まで30km渋滞に嵌り、帰路に7時間…。
お陰で人生で初めて選挙(都議)を無投票してしまったよ。

リベンジ達成への道のり長し!

2013-06-22

台風(シケ)後の荒食いってあるの?

平成25年6月21日(金)朝、台風4号LEEP(リーピ)1002hPaが九州の西にあり、九州への上陸が懸念されていた。が、午前10時頃には温帯低気圧となった。
台風の動きをハラハラしながら見守っていた私は、当然、週末の釣行可否で頭が一杯だった訳だ。

天気予報によれば、温帯低気圧に変わる前の台風4号は、土曜には関東を通過し、日曜は台風一過の予報だった。
しかし、私は台風(シケ)後に良い思いをしたことがない!

世間ではシケの後はイカは乗りが良いとか、鯛は駄目とか、大爆釣か丸坊主か両極端とか、とかく海というのは不可解だ。
(その謎を少しでも解くべく、私は7月6日より国立科学博物館で開催される「深海展」に足を運ぶつもりである)

じゃぁ~WEB検索してみようじゃないのと、キーワードを叩くが、どういう訳かこういった統計をしている方は過去にいらっしゃらないようだ…。
「じゃあ自分で情報集めてみようじゃないの!」ってのが今回の取り組みだ。

但し、周年データ取得可能でなければ意味がないので、対象は船釣りの代表選手とする。
アジ、マダイ、イカ(スルメ・ヤリ)の3種だ。
データが貯まってくれば、諸兄がシケ後に釣行する際のお役にたてるのこともあるかもしれない?
乞うご期待!

カサゴの釣り方

第3日曜は月1度の仕立船。
6月はマルイカが釣れていれば、文句なくマルイカを狙うのだが、今年もマルイカは不釣…。

そして、代替の釣物として決まったのが「カサゴ」だ。
確か去年の6月もカサゴだったような…。

食って美味しい魚なのだが、如何せん小型は身も小さく揚げ物、煮物(出汁は美味)にするしかない。
洲崎(房総)でカサゴをメインに狙えば、25~30cm級がポツポツ交ざるものだが、船を仕立てた小網代(三浦)では良型があまり出ない。

そうは言ってもシャーナイので、6月16日(日)雨の中でカサゴを釣ってきた。
小型(10尾程度)を同船者にお裾分けした後の釣果はご覧のとおり。

当日最大のカサゴ。20~25cm位か
カサゴって釣り方もそう難しくないんだが、コツみたいなのがあるにはあるので書き添えておく。

準備面で重要なのは、根掛りと背中合わせの釣りになるので、錘を10個、仕掛けも10組は持参するようにしてください。
私はカワハギのように替え鈎ができるようにして、替え鈎を15本程度結んで釣行しています。

竿もあまり拘らなくてもよいのですが、前述、根掛りを察知しやすいことから、硬めの竿(8:2)がよいかなと思いきや、さに在らず。
7:3調子、1.8~2.0m程度の竿をお薦めする。

確かに硬めの竿だと、海底の状況が手に取るように判る。
アタリも察知できるのだが、肝心の喰い込みが悪い…。

恐らく、手感度がダイレクト過ぎて、早合わせ気味になってしまう≒喰いの間が短いのであろう。
そうであれば、アタリも幾らか減るのかな。
逆に、6:4だと柔らか過ぎるように思う。
故に、7:3推奨という訳です。

そして根掛りだが、根掛かったら2つアクションを試す。
①強く煽らず(ここ重要)、1度テンションを抜いてからもう1度竿を上げてみる
②前述①で駄目なら、違う方向に竿を引いてみる
それでも駄目だったら、錘を諦めよう!

釣り自体、向こうアワセで十分だ。
錘が着底したら(糸吹けがあれば取り)、錘を着底させ、凡そで構わないので5秒程度キープ。
そこからゆ~くりと竿を聞き上げる。

大体、この聞き上げ時にゴッゴッゴッとアタリが訪れる。
ゆっくりと竿を持ち上げていくと、根に戻ろうと魚は反転、口の中に丸呑みした鈎がスライドして鈎掛りする。
そんな理由で、鈎はムツがお薦め。
聞き上げの幅は50cmもあれば十分。

アタリが無ければ、根歩きも兼ねて竿を上げた状況を5秒程度キープ。
ゆ~くりと竿を下していく。
この繰り返し。

ポイントは、2つ。
まず場所。
カサゴは根の中に潜んでいるお魚なので、錘が「コツッコツッ」する岩場に入ったら集中すること。

2つ目は、ゆっくり竿を起こすこと。
アタリは穂先が震えるような見え方なのだが、紛らわしいことに根掛りの前兆(錘が根にぶつかる)も同じように穂先が震えるような動きとなる。

前述、アタリが有っても向うアワセで十分と説明したとおり、とくにアワセは要らないのだから、竿はゆ~くり起こしてあげて、生命体なのか岩なのか判断し、根擦れによる穂先の震えであれば、一旦テンションを抜き、仕掛けを根から脱出させてあげよう。

余談だが、仕掛けは2本鈎が標準だが、経験上、カサゴは7~8割下鈎にかかる。
なので私はいつも1本鈎です。

あと錘。
丸い錘を根掛り対策として使用する方も多いが、実のところ、着底後の待ちで転がってしまい根掛りする。
海底で座りの良いのは六宝型(小田原型より座り良し)なので、参考まで。

最後に釣り方だが、底をコツッコッツコツッコツッとず~と探る方を見かけるのだが、これは根掛りが頻発する上に釣れないのでお薦めしないよ!
諸兄がカサゴを釣りにいくことがあれば、参考として下さい。
お決まりの素揚げ
カサゴを揚げると油が1回で駄目になってしまうのが難点




2013-06-02

撃沈アカムツ

この鈎な~んだ?

久々に仕掛け作りに精を出しております。
自分的にはフラッシャーは必要ないでしょっ、と思っとるんですが、なにせ初めての船宿で「鈎はフラッシャーだよ!」と指定されたもので、郷に入れば郷に従えです。
但し、枝の長さと鈎には拘りがあるので、市販では要件を満たさず、フラッシャーも自分で巻いてます。
ホタ鈎。これは浅草釣具のオリジナル。
最近、キンリュウでホタ鈎が復刻されたようですが、
黒色はキンリュウは作らなかったようだ。
フラッシャーは鈎とハリスを結んだ後に巻くと、
鈎の首に頑丈に巻きつけることが出来るよ!
そして餌の準備…。
私は塩を入れない派
その内にブログネタとして書き込もうと思っていましたが、魚って嗅覚が凄いんだよね…。
この餌も通常はツボ抜きして鈎に付けるんだけど、貪欲な私は人より先んでるために彼是込み入ったことをする。

≪貪欲なオバカの頭の中≫
蛍イカの胴を抜いて肝を鈎付けるってことは、ターゲットはキモを喰いたい≒匂いにつられて寄ってくるちゅーことやねん。
であらば、キモが大きい上に手頃に入手できるスルメの肝漬け(所謂、塩辛)で、大漁&竿頭、ガッハッハというのが私の奥の手なのよ。
(概ねこれでいい思いをしていますw)

ひと手間かかりますが、船上では難しいものの、キッチンであればせいぜい15分の作業ですがな。
さあ、何を釣りに行くのでしょう?


----- 以下、6月12日追記 -----

ってな訳で、相当な準備をして出陣したターゲットは、海のルビー“アカムツ”さんです。
何しろ、私はアカムツの皮目をバーナーした握り寿司が大・大・大の好物。

その他にも、刺身よし、煮付けよし、焼いて(干して)よし、真子旨し、出汁にしてよし、頭もチュッパチュッパと、とっとにかく全身が美味さの塊のようなお魚だ!

そんなアカムツをブログ仲間のJackさんが8尾も釣ったと聞いて、居ても立ってもいられなくなったのは言うまでもなく、急ぎ、当の船宿の釣果ブログを見てみれば、連日、竿頭がツ抜けしているじゃないの!
もう我慢なんて言葉は自分の頭から消え去り、仕事が詰まってるってのにも拘わらず、指が勝手に船宿の電話番号を押していたのさ!

更には、この情報を素早くキャッチしたTYFCのメンバーが、ちゃっかり2名同行を決め、弥が上にも釣る気が増したのでございます。

ところが、いざ釣行してみれば、気合いという名の煩悩が鈎に映し出されるようで、本命は「ボ」。
自尊心の強い私は、船宿の釣果ブログもリンクしちゃいますけどねっ!
因みに当日の顔見ずの煩悩者は13~14名ですがな。

何れにせよ、このままじゃぁ~済ませません!
リベンジを誓わずして、この涎は服に垂れるだけだにぃ。
(だけど、今週末はカサゴ釣りの予定なんだよね…)

因みに、正一丸さんは初乗船だったけど、カンネコ根を狙う場合は平たい泥場が多いけど、この宿(船長)は駆け下がり、駆け上がりを攻めます。
根掛りも多いので、錘(250号)は4ケは用意した方が良いでしょう(船で750円で買えます)。

水深もポイントにより300m以深です。
潮が速いときに底を丹念に探れば、直ぐに50mは糸を送ることになりますし、糸吹けの+αもあるので(PE400mと釣宿は言ってますが)、500mは巻いておいた方が無難でしょう。