2012-01-29

rainbow



今年2回目となる釣行は、デカハギ狙いで、伊豆下田に遠征してきました。
また、本釣行は人生初となる電車での釣行となったことも特徴です。

電車釣行のメリット・デメリットを含め、詳しくは後日追記していきますが、圧巻は写真の「虹」でした!
こんな間近に虹の裾を見たのは初めてです。
いまにも虹の橋に足を掛け、登り始めることが出来そうな…。

虹を見ていて、振っと高中正義(サディスティックミカバンドのギター)が大昔、「虹物語」というレコードを発表したことを思い出しました。
確か、虹の液を鬼が吸ってしまうという話をイメージして製作したアルバムだったと思います…。

当時の私は生活に何の目標もなく、夢中になって取り組めることも無い思春期で、友達に習ってこのレコードを買ったものです。
「高中」はどうでもいい話ですが、この虹は感動ものでしょ!

【1月30日追記】
続きで~す。
今回の釣行は、職場の釣好きスタッフとの忘年会で「南伊豆は山道を走るから、距離は御前崎より近いのに、渋滞を考えれば時間は渥美に行くのと変らない。そのお陰で海もいいし魚も擦れていない。皮剥なんて狙う人がいないから、メガハギがうじゃうじゃしてる」なんて話がキッカケ。

沖縄出身のY君は、夏はマゴチ、秋からは皮剥を狙い、毎週、東京湾に浮かぶ人。
こんな話を聞かされたら居ても立ってもいられず、“皮剥パラダイス”と称した計画がスタートした。

まあ、幾ら「遠い」といっても、車釣行の往路は、夜の移動となるから何の問題もない。
苦痛なのは復路であり、同乗者が“カッシュッ”とプルトップを開けた瞬間に最後まで運転することが確定してしまうし、渋滞に巻き込まれたら目も当てられない。
更に飯でも食った後の渋滞は、睡魔とも闘わなければならず最悪だ!
要するに、遠征に車は不向きなのだ。

そこで、まずは下田の釣宿を調べてみると、「皮剥なんて狙う人もいない」というのも満更でなく、下田で皮剥の乗合船を出している宿が見当たらない(熱海や伊東ならまだしも)。
やっと見つかった宿が今回お世話になった嘉福丸(かふくまる)さんなのだが、料金が11,000円と高い。

この料金を聞いて、殆どの面子が計画から離脱。
残ったのはY君だけ…。

尚、嘉福丸さんの料金は、単なる地域特性で、東京近郊の乗合船と異なり、乗合とは言っても下田の船宿は仕立と遜色なく、ネットで魚種=ターゲットに対して希望者を募るもので、希望者があれば同乗、希望者が無ければ、最悪1名(大名釣り)で出船するというもの。
更に下船後の昼食付きの価格である。

そうであれば、この価格設定は致し方のないものだ(事実、今回の釣行は日曜だったというのに、乗船者はY君と私の2名だけだった)。

結局、残る課題は下田の遠さ(帰路)であり、復路で2人共に爆睡と飲酒を確保する方法が電車釣行だったというわけだ。
因みに下田は電車の便がいい為、高速バスは走っていない。

更に、特急を使わなければ「南伊豆フリー乗車券」なる周遊券が季節限定で販売されており、6,000円で往復が可能という。
但し、始発電車でも出船時刻には間に合うわけがなく、前泊が条件となる。

そこで嘉福丸さんに宿泊先の問い合わせをすると、併設する民宿(温泉あり)と乗船代込みで18,000円で構わないという。
しかもこの値段は、素泊りのものでなく、夕食+朝食(弁当)付で、乗船代に昼食が入っているので、結果として3食付である。
これは安い!

こうして総額24,000円の“皮剥パラダイス”が実行に移ったのだ。(つづく)

【2月1日追記】
鈍行で行く電車釣行とは言っても、乗換えは熱海で1回だけ。
快速アクティなる東海道線、伊豆急とも快適とは言わないまでも、最近、頻繁に岩手出張している私にとっては苦にならない。
時間にして3時間30分で下田に到着。

問題は混み合った車両へのキャリアの持ち込みや、置く場所だ。
出張用のトローリだとそんなに邪魔にならないものだが、クーラーや釣用バッグを乗せたキャリアは汚れもあるので、混み合う車両では他のお客様に敬遠される。

また、エスカレータ向けにキャリアが設計されていないこともあり、キャリアの荷台奥行が長過ぎて1段に収まらず、乗り降り間際は気を遣うことになる。
障碍者用のエレベータを利用する手があるが、東京駅では探す時間が長く、エスカレータの方が早かった。

まあ、電車に纏わるメリット・デメリットはこんなところ。
何しろ、酒を飲んで転寝することが出来るのだから、デメリットよりメリットが勝ることは言うまでもない。(つづく)

【2月3日追記】
さてさて、実釣の話に移ります。
本格的なカワハギも2シーズン目…。
そろそろ自分なりのスタイルが確立し始める頃なんですが、今の私は浅場と深場で全く違う釣りを展開(使い分け)しています。

浅場(夏~秋)での釣りは、幾分軟らい竿でゼロテンから弛ませますが、冬場(40m程度)の釣りでは目感度が著しく低下するため(波・ウネリの影響もあり)、硬め竿で手感度重視の釣りをしています。

釣りに正解はないのですが、原則として目感度で釣れた時は、格別な釣った感=えも言えぬものがあり好きなのですが、拘り過ぎて釣れないのも嫌だからです。

そんな訳で冬場(深場)は底トントンから徐々に棚を聞いていき、掠れるような感覚が手に響けば、底まで連れて行ったり、そのまま仕掛けを上下させて鈎掛かりを待ったり、所謂「宙」の釣りをしています。

当日は水深が35m以深と、冬の釣りとなったので、迷わず底から宙の釣りとしました。
因みに横(寝かせ気味)には1度もしていませんので、横と縦の比較が出来ないのが今となっては残念です。

因みに、鈎は浅場・深場を問わず、ハゲ鈎を使います。
続きは、鈎の話なども踏まえ…。(つづく)

【2月8日追記】
カワハギ用の鈎については本当に悩む…。
鈎の型(主にハゲORセイゴ)、サイズ、ハリス長、鈎の軸の太さや、ハリスの太さまで加わり、バリエーション豊富な中から選ぶ必要がある。

フィールドテスターは、いとも簡単に「こんな時にはこんな鈎」なんてホザいていますが、日曜釣師がそうそうテスター並の道具仕立を揃えられるわけがない!
然るに、これからカワハギ釣りを始めようとする方へのアドバイスとして、次のセレクトをお薦めする。

まず、鈎の種類(サイズ)は2つ、ハリス長は6cmで統一。
ハゲ鈎=ダイワであれば「フック5号」。
セイゴ鈎=ダイワであれば「スピード7.5号」。
この2つがあれば十分で、何回か釣行を重ねるなかで、好みが確立する筈です。

私も「弛ませ釣り=寝かせ釣り」はセイゴ鈎が向くという情報に惑わされ、あれこれ鈎を替えてみましたが、私は弛ませも目感度でアタリを取る方なので、ハゲ鈎を使った方が結果が伴いました。
同じように、セイゴ鈎が馴染む方もいらっしゃることでしょう。
ここまで来たら、あとはメインの鈎を中心としてバリエーションを増やせばいいわけです。(つづく)

【2月10日追記】
「さあ、そろそろ行こうか!」という大船長の掛け声で、宿でお茶を飲んでいた我々は港へと向かう。


本当に透明度の高い≒水が綺麗な海で、港も長閑で清々しい。
ポイントは港の目の前で、ゆ~っくり走って10分程度か…。



最初の投入から暫らくして、Y君がやや小振りだが型を出したのだが、私にはアタリがない。
それでも(前出のとおり)弛ませることなく、小突いていると明確なアタリ!
しかし、これはMini鬼カサゴ。

それでも懲りずに小突き続ける…。
30分、いやいや1時間ほど経過した頃に、やっと私も型を見る。
サイズも20cmオーバーの肝パンだ!
圧巻なのは、この後はベラが1匹混ざっただけで、外道の悪戯もなく掛かれば本命。
しかも型がどれも20cmオーバーだ。

同行のY君はウマズラに弄ばれ、4連続バラシ。
更には、ウマズラを海面まで引き上げながら、ビビって抜き上げなかった為に、5連続バラシを演じ、息の根がとまり、ペースダウン。
それでも大騒ぎして楽しんでいた。

私もそれ以降はポツポツながら釣れ続き、小さ目のクーラーの蓋が閉まらないほどの釣果。
船宿の釣果には10~13枚なんて掲載されていたが(しっかり数えていないのが悪いのですが)、実際には21枚です。



下船後、大船長が「普通にしてても30~40枚は釣れるんだけど、今日は潮が流れなかったのかなぁ~?」なんてフォローしてくれましたが、20cmオーバーを20枚釣っていれば上等です。
東京湾では2~3枚しか混じりませんから!

昼食は、茶飯で美味しい料理をご馳走になり、お風呂をお借りして帰路につきました。
下田駅3時発、帰宅6時半。
メガハギこそ掛かりませんでしたが、充実の2日間でした。(おわり)

2012-01-27

Happy New Year 2012



新年おめでとうございます。
とはいっても、もう寒中見舞いの頃ですね…。

ご無沙汰してしまい、大変申し訳ございません。
このところ、またまた仕事に忙殺されてしまい、年が明けてからの釣行は、初釣り(ショウサイフグ)1回のみ…。
しかも12月ブログUPは「0回」とダメダメな私です。

それでも「マルイカが釣れ始めた」なんて声が聞こえてきて、そわそわしているのも事実。
何とかこの山を乗り越え、久々にスッテを操ることを夢想しています。

何れにせよ、皆様が本年も大漁であることを祈願しております。

私は皆様の大漁を少しばかりお裾わけいただければ結構です…。
な~んてね!
当然、私も大漁に向けて頑張りま~す!
今年もヨロシクお願いします。

明後日(1月29日)は、下田にカワハギを釣りに出掛けます。