2009-11-25

波乱の釣行

相変らず忙しい…。

でも、とうとう我慢ができず、イサキ釣りを強行したのです…。

しかし、無理に無理を重ねた釣行に良い結果が生まれるわけがなく、撃沈!
気晴らしどころか、疲れがたまっただけの釣行になってしまいました(涙)。
ゆっくりとブログを書く時間がないので、後日、加筆するかもしれませんが、久々にブログUPです。

その恐ろしい日は、11月15日(日)でした。
突然でも釣行できる種目は、仕掛けのストックが沢山ある(好きな種目)、仕掛けの準備が要らない(仕掛けが単純な)マダイ・ワラサ等となるでしょうか…。

前回予告したとおり、私は釣行さえ決めてしまえば、迷わず11月外房で解禁となったイサキを狙うことにしていましたので、勝浦(川津港)鈴丸さんに向けてハンドルを握ったのです。



上の写真は出港時のものですが、この日は冬の房総の悪い典型みたいな天気図で、日本海に大きく強い低気圧があり、西風がびゅっんびゅっん!

写真の凪は人を欺くための朝いっときのもので、出港後、すぐに兎がとび跳ねだして波は3.0~4.0m。
悪いことに私の釣座は右舷舳…。
風は最大瞬間風速で19mにもなりました。
更に、かっ飛んだ2枚潮です。

釣りをする前から仕掛けが風に飛ばされて隣の方(人間)を釣ったかと思えば、仕掛けを投入しても海の中で隣の方とオマツリする…。
幾ら投入中にサミングして仕掛けを立てようとしても意味がなく、まったくもって釣りになりませんでした。

当然のことながら船酔者もかなりいらっしゃったようです。
なにせ船がドッカン~ガッガッガッァと言ってる位だったらまだしも、海に投げ出されそうな状態。
加えてウネリが嫌でも目に入ってくる舳に立つ身としては、船縁にしがみついてないと不安もよぎります。

そんな状況下、不調な釣りのことで頭は廻わる訳もなく、今となって思い返せば、アジくらい仕掛けを短く(全長2.0m)してしまったほうが手返しも早く、シャクリを要れずにビシ付近の魚を拾えて釣果が良かったのかもしれません。

更に不幸が私を襲います。
仕掛けを指示棚+ハリスまで落した最初のシャクリです。
「ボキュッ」っという音と共に竿がグリップ(ジョイント)の上で真二つに折れてしまいました…。



本当に最悪の日ですね。
一応、竿はメーカー(竿の名は記しませんが、気になる方は画像をご覧ください)に購入店から送ってもらい、対応を検討してもらえるそうですが…。

当日は予備を持参しておらず、その後は船長から借りたインラインの硬~い竿での釣りとなりました。
貸し竿に付いているリールのライン(PE)は恐らく5号~6号と太く、こんな2枚潮の日には抵抗が大き過ぎて(糸がふけ過ぎて)仕掛けをシャクルことすら出来ない…。
しかし、こんな日並でも釣っている人は釣っているのが不思議なものです。
大艫の方は30尾だかで竿頭だそうです。
因みに私は18尾。

スルメイカでも何回かありましたが、時化ている時の根性が私には足りないのでしょうか?

これで終われば可愛いのですが、ハップニングはまだ続きます。

悪天候により沖上がりは10:40と早く、家にも早く帰れると思っていたのですが、寝ずの釣行だった為、勝浦を出て数キロ走ったところで眠気が襲ってきたのです。

いつもの1時間仮眠のつもりでシートを倒しところ、気付けば時刻は16:00。
いっそいで浜野あたりまで辿り着くと、その後の京葉道路・湾岸道路は(下道も)大渋滞。
どうすることも出来ず、帰宅が19:30になってしまいました。

もう踏んだり蹴ったりです。
このブログひとつ取ってもお解りと思いますが、無理な釣行は良い結果を招きません。
皆さんの参考になれば幸です。

従って、私もこの忙殺状況を乗り越えなければ、充実したアングラーライフが成就できないのですが、それはさて置き、ヤリイカ(ちょっとだけアマダイ)が頭にこびり憑いて離れないのが近況です…。

2009-11-08

竿を出す夢をみます…

公私にわたる忙殺の日々が相変らず続いております…。

既に暦は11月。
私のホーム勝浦ではイサキが解禁となり、イカはスルメからヤリに主役が代わろうとしています。
10月の釣行は、前回ご案内した「スピニングマダイ」と、取引先の社長さんから仕立船で誘われた「石鯛五目」の2回のみ…。
しかも、石鯛五目は台風とぶつかり、出船はしたものの波浪により釣りにならず、という惨憺たるありさま。

夏のスルメ以来、自分らしい釣りがここのところまったく出来ていません。
そんなフラストレーションを引き起こす原因のひとつである仕事をこなしながら、ふっと夢見るのは竿を弓なりにしてリールを巻いている自分の姿ばかりです。
そこで、この状況を乗り越えるための糧として、ここに宣言します。
この多忙がひと段落し次第、イサキ釣りに行きます!(平日であっても)
なんとかイサキを目標に、この状況打破に頑張ります。

さて、久々のブログUPをここで終わらせるのも偲びないので、今日は私の拘りグッズを2点ほどご紹介しようと思います。

ひとつはグローブです。
そもそも皆さんは、釣りをするときにグローブをしますか?
する、しないは好き好きなんでしょうが、流石に冬場に釣りに行かれる諸兄は、ひとつくらいはお持ちではないでしょうか…。



私は一年を通して写真のフィンガーフリーのグローブを使っています。
そもそもこのグローブを使うようになったキッカケは、ヤリイカ釣りでした。

真冬の海は寒く、手が悴むのですが、ご存知のとおりヤリイカは長いハリスを手繰らなければならず、指サックは必需品です。
ところが、指サックをするとなると、通常の指きりグローブでは指サックとグローブが当ってしまい違和感があります。
そこで素手に指サックのみでトライしてみるも、リールをパーミングする左手が冷たいリールに触れて寒いのなんの…。

そんな課題を抱えていたある日、店頭で目にしたのがフィンガーフリータイプのグローブだったんです。
素材はネオプレーンで水に強いし、乾きも早く、ゴワつきもなく手に馴染みます。
また、指サックをしていても違和感がありませんし、鈎を結んだり、オマツリを解くときもグローブを外す必要がありません。
リールに触れる手も冷たくありませんし、魚を掴むときも背ビレなどから手を守ってくれます。

更には、写真のものは手の甲側が新素材なようで保温性に優れているとか…。
この点については、実際のところ、効果があるのかどうか判りません。

とにかくお気に入りのグローブです。
難点は、この型のグローブを置いてある釣具屋が少ないことくらいですね。
値段も約2,000円と、そんなに高いものじゃありませんので、グローブの買い替えを検討されている方がいらっしゃれば、試してみては如何でしょうか?

次なるグッズは「鈎外し」です。
鈎外しはアジ釣りの必需品ですが、実のところ将来の夢に「スタンディング泳がせ」をしてみたいという野望があり、そのためにも使い慣れた実用性の高い針外しが欲しいと、以前から探していました。

金属性のものや、ルアー用のもの、職漁さんが使うアジ・サバ用なんていうのも使ってみたことがありましたが、いまひとつ使い辛かったり、気に喰わなかったり…。

釣り雑誌では名手と言われる方が年季のはいった使い易そうな鈎外しを使われているで、これは見よう見まねで自作するしかないかっと思っていた矢先、入手したのが写真のものです。


この鈎外しの素材は竹で、ちょうど竹刀を組むときの竹くらいの幅で、コーティングが施されています。
握った感じは平べったく感触もよく、軽いです。
上州屋で確か1,000円位のものだったと思います。
アジにはちょうどよいサイズですが、タチウオには少し短いかもしれません…。
ヒカリ物は、食べるにせよ、餌にするにせよ、魚に触れないのが1番です。
皆さんも鈎外しなんてと侮らず、少し拘ってみては如何でしょうか?