2014-09-21

侮るなかれ(ジェネリック竿)

いやいや久々のブログUPだ…。
何しろ6月1日から更新していない…。
その間の仕事の惨憺たるや…。

仕事のことは考えるのは止めよう。
何しろ、これから状況は悪化するばかりだろうし、釣りで息抜きしないとマジで死ぬよ。

そんな経緯で、閑話休題。
諸兄は、M’on(エム・オン) という釣具メーカーをご存じでだろうか?

メーカー名よりも、釣具屋に並んでいる竿ケースに「LIGHT TACKEL GAME」と書かれた廉価竿と言った方が通りがよいのかもしれません。
このメーカー、なかなかに良い仕事をしております。

というのも今年の初冬、私は金谷用のアジビシ竿(アルファタックル)DeckStick150 のトップガイドを折ってしまいました。

金谷で標準とされるビシの重さは80号と、通常のビシアジ(130号)と、ライト(30~40号)の中間に位置します。
水深が浅く、潮が速いので短竿が扱いやすいという地域特性に合わせて購入したロッドです。

更に、アジというターゲットは柔らかい竿の方がバレも少なく、何より楽しいので DeckStick を愛用していました。

折れた竿は穂先を削り、ガイドを付け直し、リペアは終了しているのですが、穂先の折れた位置が悪く、如何せんガイドバランスが悪い…。

そんな経緯で暫らく放置していたら、金アジ釣行が決まってしまい、「安い竿でいいや」と釣具屋に足を運んだのがこの竿を手にするキッカケだった。

当初は、ShortArm か Deeo にしようかという思惑で釣具屋に向かったんですが、同じブースに裸で立て掛けてあった CYGNUS SHORT82・160(錘負荷30~80号)というロッドが気になり、3本比べてみると、明らかにCYGNUSが一番柔らかいだけでなく、使いやすそうなんです…。

しかも値段は7,700円(税別)で、チタンフレームではないけれど、Kガイドを使っていて、1年間の保証書まで付いている。
少しだけ躊躇もあったのですが、セカンドロッドだからいいか、と購入。
ところがどっこい、このM’onが良い買い物だった。

素材は、グラスとカーボンのチューブラ構造。
メーカー側が、SG∞(Special Glass Infinity)と呼んでいる構造だ。

メジャーブランドではないので、情報開示が皆無ではあるが、恐らくUDグラス(縦方向のグラスシート)を軽量化の目的で接着剤で固めず、極薄カーボンシートでサンドイッチしたのであろう。

ひと世代前の技術ではあるが、低弾性ロッドの最大のメリットとして、反転系の魚であればオートマチックにフッキングに至る。

更に、グラスの弱点である重さも克服。
一定の軽さを確保≒疲れも少なく、低価格。
何より楽しいというレジャーの本質を衝いている。

そんな金谷用アジ竿を担い、忠七丸さんにアジ釣りに行ってきました。
尚、忠七丸さんの車の駐車位置が、以前のブログ記事から変更になっているので、釣行される方は注意してください。

さてさて、この竿は思ったとおり、金谷のアジ(80号ビシ)にはジャストフィット。
当日は上潮カッ飛ぶ2枚潮。

この上潮に全長160cmということもあり、竿はいなされるも適度な張りを残す。
アタリも弾かず、感度もそこそこ、重さも手持ちで一日OK。

気に入らない点としては、リール(カルカッタ800)との相性もあるのだろうが、リールシートが握りにくいことと、リアグリップが幾分短く、脇抱えするのに寸足らずな点。
まあ、釣果には深く関係ない不満点だし、7,700円でこの性能であれば十分でしょ~。

いや~、侮るなかれジェネリック竿!

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