2014-09-30

「詐欺」ネット釣具通販店に注意!

釣り仲間の皆さん注意して下さい!
「Victryhead」というネットショップ。

因みにこのショップで、新品13ステラSW14000XGが「¥22,990-」で価格提示されいました。
定価は12.5万円するリールなので、怪しいと思い調べたところ、結果はこのとおり
皆さんご注意を!

http://www.victoryhead.com/


2014-09-28

ヨリフグ

「ヨリフグ」という言葉を皆さんはご存じだろうか…。

小型が選んだように揃って釣れるからという意味で「選りフグ」だとか、海苔棚の近くに寄ってくるから「寄りフグ」だとか、諸説あるのだが、とにかく大貫沖で秋に爆釣するフグ釣りのことだ。

以前は東京湾の風物詩として過去の話を(諸先輩からは1束は釣れたという武勇伝を)聞くばかりで、私が湾フグ釣りを始めた2010年から一度も「ヨリフグ」を経験したことがない。

ところが、先週のフグの釣果情報を眺めていると、どうやら「ヨリフグ」が始まったらしい…。
周年、フグ乗合いを出船している浦安・吉野屋さんの釣果経過は次のとおり。

9/17(水)… 0~  7
9/18(木)… 3~ 10
9/19(金)…10~107
9/20(土)…43~153
9/21(日)…19~ 86
9/22(月)…23~135
9/23(祝)…20~141
9/24(水)…15~179
9/26(金)…13~ 87
9/27(土)…13~116

ほぼ都市伝説と化していた「ヨリフグ」を経験するチャンス!
一方、いつショボショボショボ~ンと終了するやもしれぬので、急がねば!

ということで、急遽釣行。
間に合いました~(笑)。
釣果は型が約10cmと小ぶりながら、112匹(次頭)とまずまず…。
当日は風が強く、潮も速かったことから、皆さんの参考になるかは不明ながら、私なりの考察を残しておきます。

まず、仕掛けについて。
ご承知の方も多いでしょうが、富津(大貫沖)に海苔棚が入ると、カットウで海苔を傷付けないよう、海苔棚付近はカットウ釣りが禁止され、胴付仕掛けの釣りになります。

逆に、海苔棚に近づかなければ(海苔棚以外のポイントで活性が高ければ)、カットウ仕掛けを使えるので、仕掛けはカットウと胴付の2種類を準備してください。
因みに当日は海苔棚には入らず(しかも1日1度も船を流しかえることなく)カットウで通せました。

当日は前述のとおり、潮が速かったことから錘を8号でスタートしたものの、8号では着底すら微妙というか、仕掛けが流されてしまい釣りにならず、すぐに20号に増し錘をすることになりました。
そこで、速潮対策として外房・茨城用の25号錘を1つ持参されることを薦めします。

仕掛けについて更に一工夫。
通常、カットウ鈎に結ぶハリスは10~12cm程度なのだが、これを短くしてしまう。
活性が高ければ、エサに喰いついたと同時にフグの体がカットウに触れる長さにしてしまえば、労せずフッキングしてしまいます。
まあ、それじゃ面白みに欠けるけどね…。

次にエサ付けについて一言。
非常に活性が高かったため、エビエサを1本まるまる付けていたらエビが幾らあっても足りなくなります。

私の対策は、エビの皮も剥かず、更にエビを半分に切って使いました。
頭側にもしっかり喰いついてきたのでお試しあれ。
それでもエビを30本消費していますが…。

アワセについて。
活性が高い日並は、考えるべきことは至ってシンプルです。

まず一番重要なことは速潮であっても出来るだけ糸吹けを出さないこと。
アタリは着底と同時に訪れるものと仮定して、着底と同時にひとシャクリする。
ここで乗らなくても、次に錘が着底すると同時にゼロテンションが作れれば、すぐに乗せられます。

但し、必ずゼロテンション(道糸にテンションを掛けず・糸吹けがない状態で、同時に穂先が曲がっていない状況)を作ってくださいね…。

とにかく糸吹けが出てしまうとアタリが出ないだけでなく、手返しも悪くなります。
まあ、そこまで躍起にならずとも、着底から2~3秒間隔で空アワセを入れるタイム釣りでも充分な釣果を得られる筈ですが…。

あと、同船の方を見ていて感じたのですが、「鬼アワセ」を入れている方の多いこと。
気持ちというか、ついつい力が入ってしまうのは解るのですが、本当に無駄な動作なのでもう少し軽くしてみてはどうでしょうか?

そもそもカットウ鈎のハリスは約10cmしかないのだから、アワセも10cm仕掛けが動けば十分です。

理屈で言えば、1.8mの竿で穂先を15cm動かすには、5度竿を振り上げるだけで充分です。
大きく竿を動かせば、次に仕掛けが着底するまでの時間も無駄なので、軽くシャクルようご留意ください。

最後に釣れたフグのキープとリリースについて。
どれも型が小さいです。
“型が良いのが釣れたらキープ”なんて考えていると、どれをリリースしたらいいのか迷っちゃいます。

ここは割り切って、何匹キープと最初に決めて釣行されては如何でしょうか…。
フグは年間10cm成長します。
1年後には20cm位の立派なフグになって帰ってきてくれます。

余談ながら、フグをこの時期にこんなに釣っちゃうと、毎年楽しみにしている10月の大原解禁が色褪せちゃうな~。
10/5(日)大原に行く予定はどうしましょ…。

まあ、皆さんにとっとは、実に5年振りの「ヨリフグ」となるので、とにかくお早目に!

2014-09-27

オフショアジギング開始に向けて(2)ロッド編①

前回は、私がオフショアジギングにチャレンジすることにした経緯をお話した。

実のところエサ釣りのキャリアはそこそこ積んできたので、ルアーなんてリールも流用(エサ釣りで使っているリールを)できるし、たいした事はなかろうというのが正直な気持ちだった。

ところが、ところが、情報収集を始めてみると、?????解らないことだらけ…。
何がどうしてこうなるの?意味不明…の連続。
事実、右も左もわからない有りさま。
  • ロッド
  • リール
  • ルアー(メタルジグ、ホッパー、ダイビングペンシル)
  • サイズ標記や用語
  • ノット
  • フック&アシストフック
  • ルールやマナー
しかもだ、エサ釣りではごく当たり前に「HowTo」情報が雑誌やWebで入手できるのだが、これら情報源が極めて少ないのだ。

そこで、少しでも後進の方々の参考になれば、という想いで「オフショアジギング開始に向けて」というタイトルで私なりの考察を残すことにした。

何分にもジギング初心者なので、間違った認識も少なからずあると思うが、ご容赦願いたい。
また、ベテランの方には適切なご指導(コメント書き込み)をお願いしたい。

さて、前置きはこの位にして、今回はイの一番、ロッドについて触れてみます。

前回をご覧の方はご承知のことですが、私のオフショアジギングで最初に狙うのは東京湾サワラです。
サワラをジギングで釣るには大きく2通り。

①通常のジギング(バーチカル≒縦方向のメタルジグ)
②キャスティング(鳥山やナブラを見つけた場合のトップウォーターミノーなど)

当然、タックル(ロッド)は釣り方に応じ、2通り準備するのがベストだ。
例えば、ジギングタックルしか船に持ち込まず、キャスティングシーンが訪れたら指を咥えて見てるしかない。

そこで、初心者なりの発想として、通常のジギングタックルをスピニングで揃えれば、両方(ジギングとキャスティングに)対応できるじゃん、とベテランに相談したところ、「それは絶対駄目じゃないけど、届かないし(飛距離が出ない)、ルアーチェンジ間に合わないよ」という回答が返ってきた。
成程である。

そんな経緯で、まず私はキャスティングタックル、ジギングタックルの検索に着手したのだが、またまた壁にぶち当たることになる…。
メーカーが多くて、訳がわからない!

エサ釣りは、現在、2大メーカーが完全業界を牛耳るような構図となっており、タックルも魚種毎のラインナップ化が進んで成熟度が高い。
一方、ジギングロッドは2大メーカーも参戦はしてはいるが、小規模なロッドメーカーの支持率も比較的高く(エサとの比較)、選択肢が広い。
これだけでも知られたメーカーだけ(リンクを貼るだけで疲れた…)。
何年かジギングを経験すれば、メーカー選びも適切なアドバイスもできるようになるかもしれないが、初心者は絞るだけで一苦労だ。

但し、各メーカーの情報を見比べるなかで見えてくるポイントが幾つかある。
まず最も注目した点は、どのメーカーも上位機種はチタンガイドが入っているだけで、ブランクス性能は汎用機種も恐らくは同じスペックだということ。

上位機種は概ね定価が5万円もするのだが、初心者には必要ないだろう。
チタンガイドのコスト-2万円して、3万円位の機種でもブランクスは上位機種と同じなのだから充分過ぎるし、敢えてもうワンランク落としても問題ないだろう。

次に驚いたのは、値引きがされないことだ。
エサ竿は、店頭販売(実勢)価格は概ね定価8掛け(-20%)が相場だが、ジギングロッドは小規模なメーカーが多いためか、業慣習そのものがエサとは異なるようだ。

そして、驚きは更に続く。
全てのメーカーに共通した現象なのだが、HPの製品ラインナップに掲載されているロッドでも「売り切れ」ばかりで購入ができない。

エサ釣りの業界では滅多にない現象なだけに、非常に困惑する。
小規模メーカーは国内生産&製造ロットが小単位なこと、需要規模が(オフショアジギングを楽しまれる方の人口も)小さいことから流通量が少ないのだ。

更には、保証のないメーカーもあるようなので、新品を購入する場合、メーカー選択のファクターとして欲しい。

斯くいう私は、安物買いの銭失いが嫌いだが、資金的なことも含め、明確な判断基準がある訳ではないが、メジャークラフト、シマノ、ゼニス、スミスあたりにメーカー選択を絞り込んだのだった。
つづく

2014-09-26

オフショアジギング開始に向けて(1)

ここのところ一生懸命勉強してるんですよ、オフショアジギングについて…。
その活動の源は、何といっても助平な食欲だ。

私の魚食味ランキングTOP5(h26)は、イワシ、赤ムツ、フグ、鬼カサゴ、サワラだ。
ところが、私が長年親しんできた餌釣り(サビキ含む)ではどうしても新鮮なブツが手に入らないターゲットがひとつだけ存在する。

サワラ(鰆)だ!
以前、御前崎で釣友が親しくしている船宿が鬼カサゴとのリレーでサワラを釣らせてくれるというので、プチ遠征になるのも顧みず、御前崎まで足を運んだことがある(強風で出船中止だったが…)。

この時、仕事が中止となり暇になった船長に詳しくサワラ釣りの方を聞いたところ、弓角を用いた曳釣り、所謂トローリングだという。
因みに船長の愛用弓角は象牙製だった。
弓角
これじゃあ駿河湾はおろか、どこの港に行っても船を仕立てなければならない≒手軽な乗合いで楽しむことができない。
そこで重い尻をもちあげて挑むことにしたのがオフショアジギングという訳である。

釣りの話に入る前に、サワラの食味について少し触れておく。
ひと昔前までは、関東のサワラの食べ方といえば西京焼きがポピュラーだった。

これは「鯖の生き腐れ」という格言すらあるサバよりも劣化が早いため、保存が効く西京漬けしか食べられなかったことに所以する。

一方、関西から瀬戸内では字の通り、春の魚としてサワラ(鰆)は昔から珍重され、刺身でいただく風習もあるし、美味しい魚としてその地位も確立されている。

ところが近年、水産業者の取り扱い方の工夫、物流の合理化などで、今では東京でも刺身が食べられるようになった。

しかぁ~しだ、我々釣り人は“釣ったその日に”食べることが可能なわけで、何とかして私はサワラをGETしたいのだ!

典型的なフィッシュイーターであるサワラは、ルアーならば波止場(ショアジギング)でもサゴシ級なら釣ることができるが、如何せん坊主覚悟の不安定な釣りとなる。

そこでオフショア(船)ジギングの情報を集め始めたわけだが、この時点で魔界(迷宮)に足を踏み入れてしまったことに私は全く気付かなかったのである。
つづく

2014-09-21

侮るなかれ(ジェネリック竿)

いやいや久々のブログUPだ…。
何しろ6月1日から更新していない…。
その間の仕事の惨憺たるや…。

仕事のことは考えるのは止めよう。
何しろ、これから状況は悪化するばかりだろうし、釣りで息抜きしないとマジで死ぬよ。

そんな経緯で、閑話休題。
諸兄は、M’on(エム・オン) という釣具メーカーをご存じでだろうか?

メーカー名よりも、釣具屋に並んでいる竿ケースに「LIGHT TACKEL GAME」と書かれた廉価竿と言った方が通りがよいのかもしれません。
このメーカー、なかなかに良い仕事をしております。

というのも今年の初冬、私は金谷用のアジビシ竿(アルファタックル)DeckStick150 のトップガイドを折ってしまいました。

金谷で標準とされるビシの重さは80号と、通常のビシアジ(130号)と、ライト(30~40号)の中間に位置します。
水深が浅く、潮が速いので短竿が扱いやすいという地域特性に合わせて購入したロッドです。

更に、アジというターゲットは柔らかい竿の方がバレも少なく、何より楽しいので DeckStick を愛用していました。

折れた竿は穂先を削り、ガイドを付け直し、リペアは終了しているのですが、穂先の折れた位置が悪く、如何せんガイドバランスが悪い…。

そんな経緯で暫らく放置していたら、金アジ釣行が決まってしまい、「安い竿でいいや」と釣具屋に足を運んだのがこの竿を手にするキッカケだった。

当初は、ShortArm か Deeo にしようかという思惑で釣具屋に向かったんですが、同じブースに裸で立て掛けてあった CYGNUS SHORT82・160(錘負荷30~80号)というロッドが気になり、3本比べてみると、明らかにCYGNUSが一番柔らかいだけでなく、使いやすそうなんです…。

しかも値段は7,700円(税別)で、チタンフレームではないけれど、Kガイドを使っていて、1年間の保証書まで付いている。
少しだけ躊躇もあったのですが、セカンドロッドだからいいか、と購入。
ところがどっこい、このM’onが良い買い物だった。

素材は、グラスとカーボンのチューブラ構造。
メーカー側が、SG∞(Special Glass Infinity)と呼んでいる構造だ。

メジャーブランドではないので、情報開示が皆無ではあるが、恐らくUDグラス(縦方向のグラスシート)を軽量化の目的で接着剤で固めず、極薄カーボンシートでサンドイッチしたのであろう。

ひと世代前の技術ではあるが、低弾性ロッドの最大のメリットとして、反転系の魚であればオートマチックにフッキングに至る。

更に、グラスの弱点である重さも克服。
一定の軽さを確保≒疲れも少なく、低価格。
何より楽しいというレジャーの本質を衝いている。

そんな金谷用アジ竿を担い、忠七丸さんにアジ釣りに行ってきました。
尚、忠七丸さんの車の駐車位置が、以前のブログ記事から変更になっているので、釣行される方は注意してください。

さてさて、この竿は思ったとおり、金谷のアジ(80号ビシ)にはジャストフィット。
当日は上潮カッ飛ぶ2枚潮。

この上潮に全長160cmということもあり、竿はいなされるも適度な張りを残す。
アタリも弾かず、感度もそこそこ、重さも手持ちで一日OK。

気に入らない点としては、リール(カルカッタ800)との相性もあるのだろうが、リールシートが握りにくいことと、リアグリップが幾分短く、脇抱えするのに寸足らずな点。
まあ、釣果には深く関係ない不満点だし、7,700円でこの性能であれば十分でしょ~。

いや~、侮るなかれジェネリック竿!