仕事、仕事、仕事…。
一球一球、力んでしまう私の仕事に対するスタンスも悪いのだろうが、いつまでも区切りすら見えてこない仕事に如何せんウンザリしてきた。
そうなると最も手短なストレス解消は“酒”だ!
これも性(さが)なのであろう、私は釣りも酒も単騎を好む。
ある晩、そんな一人酒をしていると、随分騒がしい3人組が私の隣りに腰を落とした。
「何で俺の横なんだよ~」と、最初は眉間に皺でもよせていたのだろうが、漏れ聞こえる会話から“マグロ”が話題になっている!!
私の地元は築地に近く、河岸に勤めている方が多いので、河岸衆なのかなぁ~と私の耳もダンボになっていく。
が、その後、話題は食い物の話に移り、女の話に移りで、次第に私にはどうでもよくなってしまった…。
そうこうしている内に3人組は長居せず解散し、1人だけが席に戻ってきて「騒がしくてご免なさいねぇ」と笑いかけてきた。
この方がSさんで、何と、自宅が私と同じ町内だという。
また、私の目星は大筋当っており、先に帰った2人は河岸のマグロ専門店、Sさんは建物の内装屋さんだったが、やはり釣り人だったことから意気投合!
何釣りが好きか聞いてみると、泳がせカンパチに遠征することが多いと言う。
「よければ一緒に行く?」と軽~く誘うSさんに、「タックル持ってないから」と告げると、「みんな何本も持ってるから大丈夫だよ。剛樹でもアリゲーターでも好きなの使えばいいじゃない」ときた。
カンパチを狙う人間はセレブだぁ~。
1回でも、ご一緒したならMyタックルが欲しくなるのは釣人の性、遠征は船代も仕掛けも高い…。
財政破綻覚悟で飛び込むべきか?
何しろ相手は30kgのカンパチだぁ!ヒラマサだ!モロコだ!
一体、釣れたらどうやって持って帰るのだろう?
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