日曜の仕立船を控え、仕事のケリがつかない土曜の夕刻、釣り仲間(仕立メンバー)のIさんからの電話が入る。
「もしもし、明日は強風で出船中止だよね?」
日曜が晴天なのは間違いなかったので、特に海の状況をチェックしていなかった私。
この電話に虚を突かれた。
船釣りのターゲットは様々だが、時期限定のお祭り的なターゲットが幾つかある。
黒潮の北上によるマグロ・カツオ、5月のムギイカなんかもそうだが、やはり筆頭に上がるのは「乗っ込みマダイ」だろう。
日曜の釣物はその乗っ込みマダイだ。
マダイは食味的には大好きな魚なのだが、コマセマダイは釣りの趣向が個人的にいまひとつで、更には産卵期のマダイは食味が落ちるので、中止なら中止で構わない。
マダイは食味的には大好きな魚なのだが、コマセマダイは釣りの趣向が個人的にいまひとつで、更には産卵期のマダイは食味が落ちるので、中止なら中止で構わない。
頭の中では「中止だったら仕事は明日に放っぽりだして飲みに行っちゃおう!」なんて不遜な考えがもたげてくる。
ところがその後、「中止」の電話はなかなか鳴らず、ジリジリ、ジリジリと時間が過ぎる。
私の気持ちとは裏腹に、釣りオヤジ(仕立メンバー)にとって乗っ込みマダイは1年を通しての一大イベントだ。
強風程度ですんなり諦める(しかも仕立の大名釣り)なんてするわけがなく、ギリギリまで天気予報と睨めっこしてたらしい。
結局、「最悪でも4時間は出来るから出港です」と連絡が入ったのは21:30。
その間、私は飲みにもいけず仕事も捗らずのダブルパンチで、逆に仕事を放っぽりだして眠ずの釣行となってしまった…。
ところがその後、「中止」の電話はなかなか鳴らず、ジリジリ、ジリジリと時間が過ぎる。
私の気持ちとは裏腹に、釣りオヤジ(仕立メンバー)にとって乗っ込みマダイは1年を通しての一大イベントだ。
強風程度ですんなり諦める(しかも仕立の大名釣り)なんてするわけがなく、ギリギリまで天気予報と睨めっこしてたらしい。
結局、「最悪でも4時間は出来るから出港です」と連絡が入ったのは21:30。
その間、私は飲みにもいけず仕事も捗らずのダブルパンチで、逆に仕事を放っぽりだして眠ずの釣行となってしまった…。
剣崎間口港 |
波飛沫を被りながら、眠い≒ダルイはで、既に戦意喪失状態…。
一方で、船頭はポイント到着するなり即投入アナウンスだ。
釣りオヤジ共も猛烈なスタートダッシュ。
竿を煽りコマセを振る。
時を同じくして、私といえば仕掛けが結び終わっていない状況。
全くもって気合いが入らない。
それでも皆さんがコマセを2~3回詰め替えたくらいで第1投する。
剣崎は魚がコマセに居着いているため、ブランチよりもモーニングの方が喰いがよいもので、ピクピク餌取りの反応がある。
何とはなしに今日は行けるんじゃねっと、付け餌を刺し、コマセを詰め替えて再投入すると、クンックククッーンと竿が海面に突っ込み、難なく1kg程度のマダイをキャッチ。
暫らくすると、更に大きな当りが訪れドラグが滑る。
引きの強さで2kg以上を確信。
既に1枚獲っているので、これがマダイならこれ以上は持ち帰っても食べられない。
なので、ドラグは緩々のまま、大事にゆっくり引きを味わって獲ったのが下の2枚写真。
きっと、お魚さんは鈎先に釣り人の欲や殺気を感じるのでしょうね…。
欲のなかった私にマダイが釣れちゃいました。
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