6月はマルイカが釣れていれば、文句なくマルイカを狙うのだが、今年もマルイカは不釣…。
そして、代替の釣物として決まったのが「カサゴ」だ。
確か去年の6月もカサゴだったような…。
食って美味しい魚なのだが、如何せん小型は身も小さく揚げ物、煮物(出汁は美味)にするしかない。
洲崎(房総)でカサゴをメインに狙えば、25~30cm級がポツポツ交ざるものだが、船を仕立てた小網代(三浦)では良型があまり出ない。
そうは言ってもシャーナイので、6月16日(日)雨の中でカサゴを釣ってきた。
小型(10尾程度)を同船者にお裾分けした後の釣果はご覧のとおり。
当日最大のカサゴ。20~25cm位か |
準備面で重要なのは、根掛りと背中合わせの釣りになるので、錘を10個、仕掛けも10組は持参するようにしてください。
私はカワハギのように替え鈎ができるようにして、替え鈎を15本程度結んで釣行しています。
竿もあまり拘らなくてもよいのですが、前述、根掛りを察知しやすいことから、硬めの竿(8:2)がよいかなと思いきや、さに在らず。
7:3調子、1.8~2.0m程度の竿をお薦めする。
確かに硬めの竿だと、海底の状況が手に取るように判る。
アタリも察知できるのだが、肝心の喰い込みが悪い…。
恐らく、手感度がダイレクト過ぎて、早合わせ気味になってしまう≒喰いの間が短いのであろう。
そうであれば、アタリも幾らか減るのかな。
逆に、6:4だと柔らか過ぎるように思う。
故に、7:3推奨という訳です。
そして根掛りだが、根掛かったら2つアクションを試す。
①強く煽らず(ここ重要)、1度テンションを抜いてからもう1度竿を上げてみる
②前述①で駄目なら、違う方向に竿を引いてみる
それでも駄目だったら、錘を諦めよう!
釣り自体、向こうアワセで十分だ。
錘が着底したら(糸吹けがあれば取り)、錘を着底させ、凡そで構わないので5秒程度キープ。
そこからゆ~くりと竿を聞き上げる。
大体、この聞き上げ時にゴッゴッゴッとアタリが訪れる。
ゆっくりと竿を持ち上げていくと、根に戻ろうと魚は反転、口の中に丸呑みした鈎がスライドして鈎掛りする。
そんな理由で、鈎はムツがお薦め。
聞き上げの幅は50cmもあれば十分。
アタリが無ければ、根歩きも兼ねて竿を上げた状況を5秒程度キープ。
ゆ~くりと竿を下していく。
この繰り返し。
ポイントは、2つ。
まず場所。
カサゴは根の中に潜んでいるお魚なので、錘が「コツッコツッ」する岩場に入ったら集中すること。
2つ目は、ゆっくり竿を起こすこと。
アタリは穂先が震えるような見え方なのだが、紛らわしいことに根掛りの前兆(錘が根にぶつかる)も同じように穂先が震えるような動きとなる。
前述、アタリが有っても向うアワセで十分と説明したとおり、とくにアワセは要らないのだから、竿はゆ~くり起こしてあげて、生命体なのか岩なのか判断し、根擦れによる穂先の震えであれば、一旦テンションを抜き、仕掛けを根から脱出させてあげよう。
余談だが、仕掛けは2本鈎が標準だが、経験上、カサゴは7~8割下鈎にかかる。
なので私はいつも1本鈎です。
あと錘。
丸い錘を根掛り対策として使用する方も多いが、実のところ、着底後の待ちで転がってしまい根掛りする。
海底で座りの良いのは六宝型(小田原型より座り良し)なので、参考まで。
最後に釣り方だが、底をコツッコッツコツッコツッとず~と探る方を見かけるのだが、これは根掛りが頻発する上に釣れないのでお薦めしないよ!
諸兄がカサゴを釣りにいくことがあれば、参考として下さい。
お決まりの素揚げ カサゴを揚げると油が1回で駄目になってしまうのが難点 |
釣り場は違いますが参考になりました(^-^)/
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