2010-08-10

イカオヤジ失格(1)

「女房と畳は新しいのがいい」と申しますが、イカオヤジのイカに対する愛情は正にトゥルーラブ。
他の釣り物には目もくれず、ただひたすらイカを愛し海に出ているのです。

斯く言う私もイカオヤジを自称してきましたが、まだまだ本物のイカオヤジには年季が足りないようです。
実は浮気しちゃったんです…。
勿論、こんな軟弱者にはイカオヤジの称号は与えられません!
今後はただのイカ好きに戻ることにします。
その位タチウオ釣りは面白いのです。

マルイカが終了したら、ギラギラした夏の暑い1日をスルメで過ごすと心のなかで決めていたのですが、数年ぶりにあちこちの船宿HPがタチウオ釣果速報で賑やかになったことが、LT熱に火を点けてしまいました。
しかも、家から至近の吉久さんでLTタチウオの乗合いが出る(手軽)というのがこの浮気を決定付けたのです。
湾奥の船宿(游漁船)は釣目によっては面白くないルールもありますが、タチウオであれば問題ありませんし…。

さあそこで実釣に先立ち必要となるのが竿です。
過日のLTアジではLTロッドを持っておらずノーマルタックルで挑みましたが、マルイカに嵌ったお陰で随分とLTロッドにも詳しくなり、ほぼ目当てのロッドが決まっていました。
購入したLTロッドは、アルファタックルAlbaTrossフラフラ180MLです。

マルイカのアタリに惑わされた(気付くことの出来なかった)2ヶ月間、何が気になるといえば竿のことばかり…。
先調子の加減、全長、穂先径、穂先素材と比較情報は限がありません。
それでも船釣りをする人間ならば、マルイカ用の9:1調子を捜していたとしても、基本の基本7:3調子は何気に目に入っているものなのですね。
タチウオは正に7:3調子の対象魚です。

実のところフラフラのHPベントカーブは、随分、胴調子の竿だなぁ~、グニャグニャか?って眼中にも入れていなかったのですが、ある日、釣具店で「タチウオに最適!」なんてPOPしているものだから、嘘だろうっと箱から取り出して錘をぶら下げてみると、何とまあ、HPに比べて胴にしっかりとした張りがあって、穂先にかけて柔軟な緩めの7:3調子でした。
更に値札を見て、本当の掘り出しものを当てた気分に浸りました。
きっとHPのベントカーブは(色も少し違うので)プロトタイプのものなんでしょうね。
参考までに、実釣で感じたベントカーブのイメージをご案内しておきましょう。



ダイワ派の私としては新発売のリーディング73や極鋭ゲーム73といった候補もあったのですが、1.65~1.8m程度のショートが欲しかったことに加え、価格的にもダイワは手軽に買えるというものでもなく、迷うことなくフラフラにしました。

実釣インプレッションは想像通りのもので、タチウオがフッキングすると逆U字に竿がひん曲がり、パワーも申し分ありません。
それで価格は1万○千円とコストパフォーマンスに優れ、本当によい買物ができたと満足しております。
前置きが長くなりましたが、早速おニューの竿を手に釣行に臨んだわけです。(つづく)

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