2011-08-14

夏場のフグ釣りは…。

私も初老に差しかかったのだろうか…?
ここのところ物忘れ、凡ミス、所謂ボケが非常ぉ~に目立つ。

●同僚のチケットを預かった新幹線出張に寝坊
●ビジネスシャツが気付かぬ内に食い物のシミだらけだったり
●トマトジュースの缶を不用意に開けて中身を被ったり
●車のキーを車内に閉じ込めたり
●ポケットの中のタバコに気付かずに洗濯。洗濯物をタバコの葉だらけにしたり

と、とにかくボロボロ。
不注意が過ぎるというか、情けない限りだ。

こんなボケが釣りにも感染してしまったのか、やる事が全て裏目だ…。
ご執心のフグ様からはストーカー扱いされているらしく、私が追っ掛けていくと、イャ~ン、イャ~ンと逃げていってしまう…。
それでもしつこく追うのだが。

そんな訳で、今回はショウサイフグの北限、日立久慈港までプチ遠征した。
久慈港のフグ船は、8月に入ってから軒並み連日の束釣りが報じられていたので、居ても立ってもいられない。
初めてお邪魔することとなった船宿は宮田丸さんだ。




久慈港を岸払いした船は、一路北上する(後から地図で調べたところ、凡そ川尻港の沖あたりまで)。
驚いたことは、先にポイントに到着していた僚船がアンカリングしている。
湾フグ以外でアンカリングしたフグ釣りはお目にかかったことがなく、当然想定もしていない。
根の上から動かないということは、必然、艫有利で釣座の優劣が出てしまう…。

私の釣座は左舷胴(舳から3番)、アッチャッ~またやっちまった!
とは言っても、気分は束釣りなので「釣座なんて関係ねーよ」とここ最近の不運を断切った。

そんな動揺と気持ちの入れ替えをしていたら「はい、どうぞ~」と投入合図。
ポチャッ、スルスルスルルルッル、トンッ(着底、水深は10m以浅)。
ん~?
ん~?
あれぇ~!

ここが根の上だということが解っていながら、着底一発、いきなり根掛かりである。
「根が有るから底切ってねぇ~」と船長から指示が入るが、時すでに遅し。
こうなると何でも人のせいにしたくなる。
心の中で「早く言ってくれよ~」とボヤキながら竿を煽っていると、プッと仕掛が軽くなる。
あ~ぁ、と糸を巻き上げてくるとリーダーまでロストしており、いきなりのタックルチェンジとなる。

実のところ、フグ釣りで根を中心に攻めるのは初めてで、一瞬、胴付き仕掛けも考えたが、船中を見回すと決して束釣りするほどのペースには見えない。
活性が低調であるなら、カットウの方が有利かなと判断し、2つ付けていたカットウを1つにして、この後の仕掛けロストに耐えられるようにした。

船長さんも活性の低さを1発で見抜き、長い探索をおこなったが、どうにもならないと判断したのだろう、船を根に固定してしまった。
そこからは地味~な1匹、1匹の拾い釣りだ。
根があるから遠投で探ることもできない。
それでも錘は追加1個、計2個ロストし、駄目駄目スパイラルから脱出することが出来ない…。

但し、当日初めてとなるカットウでの宙釣りは、マルイカにも似てごく僅かなアタリを拾う釣りで面白い。
束釣りできるような高活性時のフグは「ガツッガツッ」と明確なアタリとなるが、そんな経験が多い地元の方(特に左舷)は本当に戸惑ったことだろう。

加えて、錘を着底させていない宙釣りではアワセが1発では決まらない
何回かアワセては降ろしを繰り返し、乗りを捕らえてから一気に巻き上げる釣りとなる。

そんな感じで根掛りに苦しみながらも、ポツポツとアタリを拾えて、43匹(内、アカメ1匹)でフィニッシュ。
とにかく初めての宙のフグ釣りを経験し、至らない点が多々あるものの、引き出しが増えたし、1時間以上、釣れない時間帯もあったが、釣り自体は楽しむことが出来た(白子もまあまあ入っていた)。


折しも釣行前夜は満月…。
以前、草フグが満月の夜に集団で産卵しているのをTVで見たことがある。
種は異なるが、ショウサイさんも前夜に産卵を済ませ、群れが散ってしまったのであろう。
前日も宮田丸さんは束釣りを記録している。

夏場(産卵時期)のフグ釣りは満月(新月)の前日までが狙い目なのだ!
たった1日早く釣行できれば天国だったのに…。

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9月からフグのマル秘スポット(洲崎)が動くらしい。
楽しみである!
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