2009-06-04

釣行前日についての考察


 
諸兄は、釣行の前はどのように過ごしているのでしょう? 
 
年に1回程度しか、釣りに行かない方であれば、眠れずに(興奮して)船宿に向かうということもあるのではないでしょうか…。 
毎週のように出掛けられる方は、宿に素泊まりしたり、船宿に早く着いて釣座を確保した後に車の中で眠ったり、様々だと思います。 
 
私の場合、早目に眠り、集合時間に間に合うように起床するスタイルなんですが、これを確立するのに少し時間がかかりました。 
と言うのも、そもそもが夜型なんで、朝が弱いのです…。 
 
例えば、外房の船に乗ろうと思うと、深夜26時に出発、現着が4時半とかになります。 
慣れないうちは、眠らずに出発し、船から上がった途端、車の中で爆睡…、なんてことを繰り返してきたのですが、体調不良では釣りの集中力も途切れますし、酔い止めも効きが悪い、帰宅する時間も遅くなるなど、悪いことが多いものです。 
 
そこで、私なりに編み出したのが、「酔っ払い作戦」です。 
釣行前日が仕事だったりするとかなり難しいのですが、深夜26:00出発とすると、25:30起床として、6時間の睡眠をとる(25.5-6≒19.5)19:30に就寝する狙いで酒を飲むのです。 
 
逆に、酔い過ぎても次の日の体調が悪くなるので(酒の量は個人差があると思いますが)、私の場合は日本酒を4合程度です。 
二日酔いにならない程度に酔えれば、即眠りにつけますし、清々しい気持ちで釣りにも挑めます。 
まさに酒は百薬の長ですね。 
 
予ねてより私の釣りの楽しみは、仕掛け作り、釣り自体、魚を美味しく食べることと書いておりましたが、実はもうひとつ楽しみがあるんです! 
その楽しみのために、早目に眠り、早朝に船宿に到着するというスタイルを確立したようなものです。 
 
その楽しみとは、「ラジオを聞きながらのドライブ」です。 
私より年長の方であれば、殆どの方がご存知だと思いますが、往路は「NHKラジオ深夜便」を聞いています。 
懐かしいヒット曲を聴いていると、その頃の自分が何をしていたか思い起こしますし、こころの時代では、稀少な体験談から日常では気付くことのできない事がハッと閃いたりすることも珍しくありません。
 
往路は、土曜日こそ決まりはありませんが、日曜は必ず「NHK日曜バラエティ」です。 
この番組のことを友達に話したところ”山田邦子なんてもう終わってる”なんてバカにされましたが(司会が邦ちゃんなんです)、この番組を聴いて私が笑う量は、恐らく釣に行かない週の私の笑う量よりも多いと思います。 
 
またこの楽しみは、三浦方面では出船・下船時間の違いから味わえません。 
更に三浦方面は、道路事情が良いために、深緑を味わいながらドライブする時間も短く、あっという間に都会≒現実に引き戻されてしまいます。 
そういった面にも私が房総を好む理由が隠されているのでしょう。 
 
最後に、船酔いについて少し触れておきます。 
まず、初心者の方にも認識していただきたい点として、ベテランアングラー(釣師)も船釣りでは酔い止めの薬を飲んでいることを知ってください。 
船に全く酔わないという人は別として、月に2~3回程度の釣行では、職漁さんのようにはいきません。     
 
但し、その月に2~3回の釣行を何ヶ月か続けていると(月に2~3回釣りに行くぐらい釣りが好きなら、釣りにも集中する)、薬さえ服用していれば、殆どの方がゲップさえしないという状況に(馴れ)なります。 
その馴れがエスカレートすると、ワンカップやビールを美味しそうに船の上で飲むようになります。 
 
その酔い止めの薬ですが、一番ポピュラーなのは「アネロン」という薬です。 
殆どの方がこの薬を利用されているのではないでしょうか。 
ところが、私にはこのアネロンが強過ぎて、帰宅して眠るまで(または酒に酔うまで)体の揺れが収まりません。 
そこで、薬局で弱目と薦められた第一製薬の「ウエルシア」という薬を利用しています。 
このウエルシアという薬は置いてある薬局が少ないのが少々難点です(三共との合併のせい?)。 
 
薬がその人に合うかは、何種類か試していただかないことには判断できませんが、アドバイスが3つあります。 
まず、睡眠を充分にとり服用すること(体調確保)。 
早目に服用してしまうこと。 
私の場合、家で目が覚めたら直に飲んでしまいますので、釣り開始の実質4~5時間前ということになります。 
よく、乗船30分前に…と説明されていますが、少なくとも1時間前には飲んでおくことをお勧めします。 
プラセボ効果もある筈です(笑)。 
 
もう1つが、乗船前に軽~ぃ食事を摂ることです。 
私の場合、蕎麦やうどんにしています(ラーメンは脂っこいので私はパスです)。 
今日は久々に考察ネタでした。


----- 2010.08.18 追記 -----
効き目のありそうな船酔い対策を耳にしたので、紹介(編集転載)しておきます。
小柴港の三喜丸さんのHPに掲載されていた情報です。

船酔いは、揺れからくる脳のストレスが原因で起こります。
体が平衡感覚を維持できるのは、視覚、内耳、深部知覚系(関節圧感受器)他の情報が脳の中枢に伝えられているからです。
これらの情報が脳の中で混乱してしまうと、脳で大きなストレスが発生し、頭痛や唾液の分泌を引き起こします。
更に、自律神経の副交感神経を刺激することで吐き気を催すと言われています。

船酔いが心配な方は、釣行の前々夜、前夜に錠剤の酔い止めを飲み、乗船前にアンプルの船酔いを飲めばベスト!お試しを。(但し、睡眠等の体調管理がされていることが大前提です)

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