2010-09-24

いざ湾フグ!(実釣編)

辛酸をなめたテスト編のリベンジとなるか、また、親父さんの釣果は如何に?
本番(実釣編)です。

今回も浦安の吉野家さんからの出船です。
当日は南風・上潮ということで、釣座は艫有利。
リベンジを狙う2人は、大艫は無理としても出来るだけよい釣座を確保しようと出船1時間前に釣宿に到着。
艫から4番5番となる右舷胴間を確保。
更にはリベンジの強力な助っ人となるかもしれない?特エサをバッカンに忍ばせ、大貫沖に向け浦安を岸払いしました。


吉野家さんの船は前回同様エンジン流しをメインにポイント移動を繰り返します。
どうやらこの操船が湾フグ界で有名な公大船長のスタイルみたいです。
エンジン流しを繰り返す…?そう、当日も日和が悪かったのです…。

スタートから実釣2時間で私は1尾。
エンジン流しは釣座の有利・不利があまり顕著になりませんが、それでも四隅はポツポツ型を見ているようで、爆釣タイムを祈りながら我慢の釣りです。

親父さんも昼前にフグの顔を見ましたが、その後、よく冷えた缶入ハイボールを飲み、弁当を喰うと、昨夜24時近くまで仕事をされていた疲れがでたのか、気持ちよく寝てしまいました。
因みに、吉野家さんで売っている弁当がシンプルながらとても美味しいんです。

フグに限らず、吉野家さんを訪れたなら是非お試しください(300円です)。


そして私が1尾を追加し、沖上りの時間を意識し始める頃、船長は大移動を決断。
船を走らせます。
私もこの渋い状況を脱するためにバッカンに忍ばせた「特エサ」を取り出します。

ルアー界でいま流行のアミノ酸ワームです。
ルアーマンが「フグによくカジられる」という噂を聞き、今回試すことにしたものです。
実際に「ほらっ」カジられているでしょ!

この大移動が功を奏します。
少し根があり、頻繁に根掛りしますが、アタリの無かった(アタリが見えなかっただけかもしれないが…)定番ポイントより明確に魚信が有ります。

当日はこのポイント移動の恩恵で、私はショウサイ1尾(計3尾)、アカメ1尾、良型カワハギ2尾を追加し沖上りとなりました。
釣果こそ前回を上回りましたが、これでリベンジとは考えられません。
そこで、湾フグの当面の目標をツ抜けとした次第です。

特エサについては、1度の試験で皆さんに断言はできませんが、エビ餌(冷凍アルゼンチン赤エビ)を凌ぐ喰いの良さという物ではありませんでした…。
但し、エビ餌と遜色ない程度にはアタリがあり、素材に弾力性がありますので、エビ餌よりもアタリが明確なのかもしれません。
更に餌持ちという点では、フグにカジられても餌を全て取られてしまうことはありません。
活性が高いときなど、手返しには有利かもしれません。

また今回の目論みとして、お隣が常連さんだった場合、一糸乱れぬゼロテンションはどうやって維持しているのか聞いてみようと考えていましたが、今回は片サイドは親父さん、片サイドは初挑戦の方でした。
船長なりに聞こうと思ったのですが、聞きそびれました…。

そうは言っても、遠目には常連さんの釣りを観察しましたが…。
傍目にはゼロテンションでなく、少し錘を切っているとしか考えられません。

エサ取りの多い釣目は、大抵、水中で静止していることが可能な魚達です。
フグ、マルイカ(エサ取りする訳では無いが)、カワハギ…。
これらの攻略はどうしても底での工夫をしなければなりません。

そして底での工夫を怠ると、こんな奴ばかりしか釣れないのです(コイツの身体は凄い粘々だった)。


何れにしても仕掛けの改良を含め、湾フグでツ抜けるには修行が必要。
こうして、またひとつ釣り物が増えていくのである…。

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