2010-09-24

久々の爆釣

ここのところ数釣りをしていない…。
数釣りとなる筈のスルメでも撃沈…。。
フラストレーションが溜まる…。。。

そこで決心「次は外房のフグに行こう!」っと。

私の思考はこうだ。
1.「食べる=味覚」という点でフグは美味い
2.湾フグは面白いが、数は獲れない
3.美味しいものを数釣りたい。マルイカはシーズンOFFなのでやはりフグ
  内湾は× → 外房フグ○
4.大漁(幸せ)。干物、唐揚、醤油漬、ひっひっひ

お彼岸(秋分)だというのに、こんな味覚と引味の煩悩だらけとなった私は、名月を楽しみながら「州崎」に向ったのである。


州崎と聞いて皆さん???と思われるでしょうが、茨城でも九十九里でもなく州崎(南総)で釣れてるんですよ。ショウサイフグ。
以前からイサキの外道でフグが掛かることがあったので、いるんだろぅなぁ~と思っていましたが、何せ豊饒な海。
マダイだぁ、鬼カサゴだぁ、と騒いでいる港でショウサイフグをやる船宿がないんです。
言い換えれば出船すれば爆釣なんですね…。

向ったのは、以前ヤリイカでお世話になっている早川丸さんです。
早川丸さんの釣果ブログに私の写真が載っていたので、これも拝借っと。


南総の海は実に気持ちがいい。
亡き父も兄もこの海を愛し、足繁く通っていました。


湾フグの難しさは他でも記してありますので割愛しますが、群れが濃く、喰いも良いときの外房のショウサイフグは余っぽど飢えているのでしょうね、イサキよりも簡単に釣れるのです。
きっと東京湾とは群れが格段に大きく、生存競争が激しいのでしょう。
容姿が同じでも、別の生命体の可能性も…(笑)。

実際、手感覚でアタリが取れますし、それでもアワセが間に合います。
そういう意味で、このブログのラベルは同じショウサイフグながら東京湾で釣る「湾フグ」と「ショウサイフグ」のカテゴリを分けたのです。



釣果は76尾。
もうこうなると「作業」ですハイ。
何しろ入れ掛かりの時間帯、私のウェスト型救命胴衣がズボンを共なってズリ落ちるんです。
投入から着底までに船底に転がっているフグを桶に入れ、ズボンを戻すのですが、直ぐに半ケツ状態に戻ります。
それでも涎を垂らしながらフグを釣る。
何しろ、食うことしか考えていませんからね!

この恐ろしい半ケツ状態で頑張ったにもかかわらず、トップの方は95尾。
私はスソから数えた方が早い釣果でした。
この要因は仕掛けにあります。

私は「がまかつF1カットウ」というカットウを使っています。
現在 ″最強″ と呼ばれるカットウなんですが、それは軽く触れただけでフグの白いお腹に刺さる「掛り」が最強であって、それ故、線径が細く繊細なんですね。
数釣りとなった今回、爆釣タイムにこのF1カットウが2回も折れてしまいました。

止む無く仕掛けを交換していた間にトップの方が20尾近く数を伸ばしたのでしょう…。
その間、私の足元に居たフグ共は命拾いしたわけですが…。

あと気になったのが、カットウを結ぶハリスです。
当日はフロロ10号を使用したのですが、何しろフグにカジられるわ、弛んで引張っても真直ぐにならないわで沖上がりした時には見るも無残な状態に。
それでもフグは乗りましたが…。

因みに同船した多くの方が外房仕様(所謂、錘25号の出来合い仕掛け)を使用していらして、そのハリスはクッションゴムのような素材が使われており、最後まで弛みなくシャッキーンとしていました。
そんな理由で、次は爆釣用にワイヤ仕様の仕掛をバッカンに忍ばせるつもりです。

あと、今回の釣行で「なるほど」をひとつ悟りました。
誌面に掲載するカットウ仕掛によく ″スリーブ止め″ がされているのですが、別に結んだっていいじゃん…と気にしていなかったのです。
実は、そこにも深~い理由があったのです。
やはり定番の仕掛っていうのは一工夫、一配慮しているものですね。

前述したようにカットウを結ぶハリスは「シャッキーン」としていることが理想です。
それ故、フグ師達の仕掛けは、両端をゴムに引っかけて真直ぐな状態でケースに収まっています。
それだけ、ラインに弛みがないように気を遣うわけですが、仕掛けを結束する時、それなりの力がハリスにも残り、弛みが残るんですね。
それを回避するためにスリーブで結束していたのです。

また、太いゲージの結束はコブが大きくなります。
このゴロツキは私には野暮ったく感じられ、好感が持てません。
そんなゴロツキ解消にもスリーブが役立つのです。
これからの仕掛け作りに役立てていこうと思います。

1 件のコメント:

  1. 爆釣おめでとうございます。洲崎で絶好調とは聞いていましたが、やはり釣りマシーン状態だったんですね。やったことがないのですが、フグも相当奥深そうですね。挑戦するときには参考にさせてもらいます。

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