2009-05-11

イサキ釣り(2009.05.10)




前回(GWの過ごし方)をご覧いただいた方への報告を兼ねますが、5月10日(日)にイサキ釣りに行ってきました。

実のところ、アカイカにするかイサキにするか悩んでいたのですが、友人のNさんの「船上干しが喰いたい」という一言でイサキに決まったものです。

また、前回(GWの過ごし方)、欲しくて堪らないと書いたリールも結局購入。
でも値段が値段なだけに、清水から飛び降りるつもりで、絶対に脇見はしないと店の前で心に決め、勢いをつけて買いました…(男の6回払い)。
だって、レオブリッツが買える値段だからねぇ~。
証拠の写真も貼っていますよ!

タックルについても色々と語りたいところですが、まずは本題、釣りの話から…。

今回の釣行は、江見(房総)の新栄丸さんにお邪魔いたしました。
乗船者8名、陣取ったのは、右舷胴(艫寄り)。
艫寄りに釣座を確保したのは、新栄丸さんにはロープがスパンカーにしか張っていないので、船上干しを作るには艫寄りにする必要があったから…。

その他の条件は、晴れ、海上風やや強め(北西)、波1.5m位、潮遅め(澄み)、水温不明、気温20~25℃、といったことろです。

釣果は計33匹(イサキ、アジ、カワハギ)。

魚(海)というのは本当に解からないものですね。
2日前まで船宿のHPに"イサキ爆釣"なんて書かれていたのに、前日からパタッと喰わなくなったそうで、実際に仕掛けを投入してみてもアタリなし。

外房地域にはイサキの総量規制があり、爆釣というと、この規制値50匹(イサキのみで)を釣った方が何名もいらっしゃるということです。

開始からしばらくはアジしか釣れないという状態が続き、少しポイントを移動してやっとイサキの型を見るが、サイズはウリンボ(イサキの稚魚)。
そこで船長さんが大きなポイント移動を決行したが、移動後の一時、活性が上がったものの、次第にアタリが遠のき、ポツリ、ポツリと拾い釣りする状況に戻ってしまいました。

こういう釣れない日ってあるんですよね。
日本には上陸せずに萎んでしまった台風のせいで水温が落ちたのか(台風後は水温が低下する)、青物でも回遊してきているのか…。

ま~それはそれと受け止めて、次にこのような展開となった場合の対応を検討することとしましょう。
今回、私が試したのは次のような対策です。

■ハリスを細く、長くした(仕掛けを替えた)
■誘いをソフトに小さくしたり、落とし込みも交えたりした
■誘い柵を下げてみた
■エサを小さくしたり、オキアミを付けてみた(イカタンとバイオベイト利用から)

一般的に行われる喰い渋り対策です。
今回の釣果(反芻)から、次回に心掛けることは、

■誘い柵を上に広げてみる
■1本鈎にしてみる
■コマセを絞る

などが考えられます。
喰い渋りの魚というのは、真冬にコタツに入ってしまった私のように動こうとしません。
(船の魚探には反応はあるが、喰ってこない)
そんな時、私の大好物であるカレーの香ばしい匂いがふわっ~と漂ってきました。
私が魚だったらどうするでしょう?

魚には落ちてきたり、上に逃げるエサを追う習性があります。
ハリスを細く(軽く)するれば、潮に仕掛けが馴染みますし、長くすれば、天秤などの位置が高く(浅く)なり、魚の違和感を和らげます。
エサや鈎のサイズを小さくするのも、この潮に馴染むという点で有効です。

尚、ハリスが魚に見える見えていないという議論がよくされていますが、私はどんなにハリスが細くとも見えていると考えていますので、潮に馴染ませるという点がハリスを細くする目的となります。
この議論については、その内また触れることでしょう。

誘いに関しては、カレーの匂いを私の鼻っ面でやんわりと嗅がせるのと同じ効果を得るためです。
沢山の料理が作られるファミレスの厨房からは、そんなに良い香りはして来ませんが、カレー専門店からは良い香りがするものです。
コマセを無闇やたらとバラ撒き、せっかちな誘いをするよりは、少ないエサ(小さなエサ)でやんわりと誘ったほうが有効だと考えます。
人間と一緒で、食べたくない時でも、小鉢一皿くらいであれば、ペロッと食べられるものです…。

最後になってしまいましたが、イサキという魚は誘って釣る魚です。

次回(その次かも)には、Newリールのインプレッションを交え、イサキ釣りのタックルについて述べてみたいと思います。
船上干しがどうなったか、気になる方もいらっしゃるかもしれませんので、そのコメントも加えながら…。

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