2009-05-16

イサキ・タックルについての考察(2)

前回( イサキ・タックルについての考察(1) )は竿について考えをまとめてみましたが、書ききれなかったため、リール他の続編をしたためます。

イサキは根周りの上層に群れていて、船長から出される棚指示は概ね20~50m程度。
平均的に30m前後と、アジなどに比べると浅めです。
ですので、電動リールがなくともそれほど苦はなく、斯くいう私も手巻き派です。

30m前後の棚となれば、潮が余程速いとき以外は、糸フケ(オマツリ)の心配もないので、道糸の太さも好みでよいでしょう。
5号だとかを巻いておけば、巻きっぱなしで暫くは使えるでしょう。
また、糸の量は仮に50m棚で2回切れたことを想定して、150mもあれば大丈夫でしょう。

因みに私は、3号を200m巻いてあります。
このセレクトは、鯛船の船長さんが「大鯛(5kg)でも最新のPE2号なら切れることはないよ…」と話していたのを耳にしたのを参考にしています。

では、2号で用途は充分満たしているのに、なぜ2号にしていないかと言えば、サルカンを接続する糸先が2号だと心細いからです。

リールを仕舞うとき、レベルワインダー(スプールに平坦に糸が巻けるように左右に動く箇所)に糸を通しっ放しで、リールシートに糸を引っ掛けておきますが、チチワの結び目の綻びが気になるのです。
切れるのはココだろうなと…。

釣行の度に切って、結び直せばいいのでしょうが、道糸は棚を測るため、10m単位で目印が打ってあるので、切るとなると10m単位で切らなくてはならず、なかなか実行できません。
そこで、2号から1番手太い3号を巻いているという訳です。
当然、チチワは3重にして余った糸は編み上げにしていますが…。

その糸を巻くリールですが、過日、少しまとめていますが、好みの太さを150m巻けることが選定条件となりますが、少し大きい型の方がいいでしょう。
その理由は( GWの過ごし方 )をご参照ください。
私の場合、前まで使っていたアブのサイズが小さ過ぎて(選定を誤って)、巻き上げが重く、新しいものを購入したのです。

ライトタックルが流行し、小型で性能のよいリールがお店にたくさん並んでいますが、ライトタックル用を使用する目安は、錘負荷40号まででしょうか…。
房総のイサキは、コマセ籠(ビシ)は殆どの地域で60号が標準で、更には多点掛けを狙う釣りのため、水抵抗が大きいので、少し大きめの型を使う方が楽という結論に(失敗から)至っております。

私の選んだ、Millionaire 300 のファーストインプレッションは「エッ、こんなにリーリング軽いの…」というものでした。
残念ながら、この点に関しては、なんとも説明のしようがないので、実釣で使っていただくしかないのですが…。

期待していた船縁アラーム機能は、「0」セットした位置の8m手前から6m、4m、2mで4回鳴るというもので、イメージしていたものと異なりました。
シャクっている最中にピッピッされても困りますので、結果として当てがはずたものです。

また、アラーム音が少し小さく、聞きおとしてしまう程度なのも課題ですな。
コマセタイマーは思ったとおり順調です。
課題も少しありましたが、総じてリーリング感の良さが課題を凌駕しておりますので、満足のいく購入でした。
総合評価95点です。

ここで以前から感じていた釣具メーカーや釣具店への提案があります。
私は健康促進のため、テニススクールに通っているのですが、テニスラケットもそこそこ高価な物で、竿のように大きさ、硬さ、厚み、長さ、デザイン(色)、メーカーによる独自機能もそれぞれ異なります。
(因みにシャラポワが使用している「プリンス」というラケットは、ダイワ精工が日本代理店)

そこでメーカーは販促の一環として、試打ラケットなるものをテニススクールやテニスクラブに配給します(テニスショップが独自に用意する場合もあります)。
スクール生(テニスショップにラケット購入に行った方)は、配給された新型ラケットを試し打ちすることが出来るのです。

このシステムを是非、釣具にも導入していただきたい。

保証金として1,000円なり、2,000円なりを徴収しても構わないのではないでしょうか。
購入者から見れば、数万円の釣具がイメージに合わなかったりするよりは、安く・楽しい釣具の選択をすることが可能となります。

当事者(メーカーやショップ)にしても、保証金が徴収できれば、10回程度レンタルすれば原価は回収できます(その後、オークションでもいい)。
破損も保障期間であればメーカーで修理できます。
何より顧客満足度が向上し、雑品などの副収入が増えるのではないでしょうか…。

この場を借りてご提案申し上げます。

またまた長くなってしまいましたので、今回はこの位にしておきます。
次は、船上干しのことについて触れたいと思います。

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