悲惨だった7月が終わり、8月は幸先よく月初2日(日)に小網代の丸十丸さんhttp://marujumaru.blog85.fc2.com/ からイカ船(スルメ)に乗船しました。
この宿の常連さんは皆さん直結の名人(写真中央でカーキのTシャツの方が竿頭)。
目にも留らぬスピードで12本以上のイカ角直結仕掛けを捌くのです…。
従い、彼等は(釣座として有利な上、)背後に大きなスペースのある舳を好みます(というか常連の乗船時は宿側で舳は押さえてしまいます)。
補足しておくと、取り込んだ角は後方にランダムに投げ飛ばされ、船が潮廻りをしないときは(ひと流しで何回か投入できる場合には)、見事な手送りで仕掛けを再投入するのです。
最悪、大艫でも何とかならない訳ではないものの、スパンカが邪魔ですし、胴の間ではキャビンや船室が邪魔なのでしょう…。
舳以外に座っていることをお見掛けしたことはありません。
イカ釣りについては目下修行中の私ですので、彼等の技を少しでも垣間見ようと左舷舳から3番目に釣座を確保しました。
長井周辺のイカ船は現在、城ヶ島沖を漁場としており、当日の海況は曇り時々雨、波なし、南東の微風、水温は手を入れて少ぉ~しヌルイと感じる位(25C?)、棚は100m以下でした。
問題となったのは当日の潮で、茶色く濁っており、早朝こそトロトロ動いていたが、何度か流す間に酷い二枚潮となった。
この潮の影響で、実釣は渋い展開。
一般の釣客は、昼前後(前半戦)までほとんどの方がオデコ。
私も早朝に乗せた2杯だけが桶の中…。
片や名人達はそんな悪い状況でもポツポツと捻り出し12~13杯が船上干しされていました。
その後、船は反応を探して移動を繰り返したものの、仕掛けを降ろすことなく半ば遊覧船と化したうえ、途中で雨も降り出し、周囲には船がもういません(小網代の船は朝遅く、沖上がりも遅い)。
このまま終わるのかなぁ~と思い始めたところ、船長が群れをひとつ発見→急停止!
船上のにわかな盛り上がりに気が焦り、私は痛恨の手前マツリ。
最後の時合を半分逃した結果、追加は5杯に留まり、計7杯でフィニッシュでした。
因みに名人達(竿頭)は35杯…。
ざっと、釣行内容をご案内したのですが、今日は終日ひと流し1投しか仕掛けを下ろすことができなかったので、手返し(仕掛捌き)で釣果に差は開きません。
そうなると、釣果はタナのさぐり(仕掛の落下中も含めて浮いているイカの触りをいかに察知するか)、そのタナを直撃するかということになります。
私もスルメは直結オンリーで挑む覚悟ですので、次回のテーマは「落し込み中の触り」の察知とします。
そして今回、名人達から学んだのはロッドワークです。
スルメイカは直結電動シャクリが雑誌などではよく紹介されていますが、名人達は仕掛けが長いこともあるのか、ムギ~ニセサイズだからか、今日はがんがんシャクルことはしませんでした。
アクションを軽く入れることもありましたが、基本的にはスロー巻上げでイカの触りを引っ掛ける釣りでした。
終了間際の追加5杯はこれを真似した結果です。
私も状況に応じて釣方に変化をつけられるように修行に励みたいと思います。
皆さんも参考として下さい。
因みに、手送りでの再投入がなかなか練習する機会がないのですが、当日、1回チャンスがあり、ぎこちなかったのですが、何とか様になってきました。
私のもうひとつの課題です。
近々、またスルメを狙うつもりですので、レポートにご期待あれ!
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