さてさて、タックル編も3回目。
佳境のツノについてコメントします。
とは言ってもツノについては余り語りたくないのが本音のところ…。
なぜならツノは九州と関東では種類も異なるでしょうし、皆さんの釣果に影響があれば責任重大です。
また、私は薀蓄をたれるほどにイカ釣りが上手くはない(たいした釣果がない)。
従い、三浦~房総の昼釣りに限定した私の独断的なコメントということでご容赦願いたい。
私がイカ釣りをはじめたキッカケは、仕事仲間のNさんに誘われてのものでした。
それまでツノすら触ったことのない私に、Nさんは「このツノを使うといいよ」とタッパに15本位のツノをプレゼントしてくれました。
それが定番 "ピッカピカ針" です。
やはり関東圏ではピッカピカ針の実績は確かだと思います。
逆に、私は初めてイカ釣りをしたときからピッカピカ針を使用していたということで、何も知らずに情報を集め、ピッカピカ針に辿り着くようなことにならなかったことは超ラッキーでした。
そのような経緯で、私は多くのスルメファン(東京圏)と同じく、ピッカピカ針を中心に仕掛けを組みます。
このピッカピカ針は廃盤となっており、限定生産で復刻されています。
因みに今年は14cmの限定生産が行なわれなかったらしく、都内の釣具屋では品薄です。
釣具屋さんの店員さんに教えてもらったところでは、メーカー(ヤマシタ)は、釣具屋より先に船宿から限定生産のオーダーを取るようなので、来年、ピッカピカ針をまとめ買いしたい場合、行き着けの船宿さんに予約を入れておけば、入手が可能かもしれませんよ。
但し、色、サイズ毎にケース単位での購入となることは覚悟ください。
では、私がピッカピカ針以外のツノを使わないのかといえば、決してそうでもなく、釣具屋さんで乗りの良さそうなものを見掛けると「試し」に2~3本買ってみます。
ところが(ここが重要なんですが)、お試し品はピッカピカをメインにした仕掛けの中間辺りに結ぶことになるが、乗りが悪いんです…。
という事は、ピッカピカ針の方が乗りが良い(上)という図式が成り立ちます。
こうやって私は新しいツノをいつも試してみるのです。
もし今後、例外(ピッカピカより乗りのよいツノ)があったら、ちゃんと皆さんに報告しますのでご期待ください。
因みに今まで試したものは、ビードロ、MDスティック、シャインです。
次に「乗り」の良さそうなツノって、皆さんどう考えていらっしゃいますか?
何かで読んだ記事では、イカ類も魚と同じで "色盲" なんだそうです。
じゃぁ~何故あんなにツノは派手派手に何色もバリエーションがあるのか?
それは、波長なんです。
色によって海中(深度)で発する波長が違うから。
謎は深まります…。
よくスルメイカは「ブルーとピンクを交互にするだけでいいよ」って船長さんがコメントしていますが、赤系は波長が短く、青系は波長が長い筈。
最も目立のは青系ということになるので、ピンクを混ぜる理由が解らない。
しかも、同色系を並べると乗りが落ちるというのは本当の話らしい…。
また、実釣ではケイムラ(透明)にも乗ってきますし、ピンク、ブルーにも濃い薄いがあります。
この理由は、専門に研究をされる方が取り組むような課題ですので、解明されることを期待するとして、私の中では「良く光る、乱反射する」ものがイカへのアピールが強いのだろうと勝手な推測をしているところです。
さて、更にツノ色について掘り下げると、スルメイカは時期によって乗る色が変化しているのも重要な点です。
私の推測では、これは捕食するものから連鎖したものと考えています。
■ムギ(小学生)……………………白魚などを捕食
■ニセ(中学生)……………………海老や小魚などを捕食
■スルメ(大学生~30代)…………鰯などを捕食
■アニ(中年~老人)………………寄生虫の着いたビール瓶サイズ
ムギイカ(5~6月)は、ピンク・ブルーには乗らず、ケイムラなどの淡い色が良いようです。
ツノも11cmですし、スッテにも乗ってきます(小魚も食いはじめた…)。
ニセ(6~7月)になるとピンク・ブルー系にも乗るようになるが、濃い目より薄めの色の方が良いようです。
ツノは14cm。
スルメ(7~8月)は、ツノは18cmです。
潮も澄んでいることもあり、波長の短いピンクへの乗りも活発になります。
また、獰猛なイカですので、派手目な色へアタックしてきます。
晩秋のアニは、水温の低下や潮の濁りも手伝ってか、グリーン系、ブルー系の波長の長い色で、活性も若干落ちている筈なので、色の濃い薄いは海況をみて判断する方がよいでしょう。
一応、これが自分なりの考えなんですが、実際には濃ピンク、濃ブルー、薄ピンク、薄ブルー、ケイムラといった5本の組み合わせで作った仕掛けをまずは投入して、その日の様子をみるのが私流です。
今年はスルメのスタートが遅れたこともありますが、このレポート作成時(8月末)の実績では、薄ピンクの乗りが良いです。
あと、以前お伝えした オーロラ角の乗りは確かに他のピッカピカ針より上ですし、よく釣具屋に置いてあるシェルシートも海況によっては効果があります。
まあ、これらについては「騙された」と思って試す方は試してみてください。
また、私のスルメは直結オンリーなんですが、何故か赤帽(FN-7)などのコマセ角に乗ったことが無く、今では仕掛けにコマセ角を入れることもしなくなってしまいました。
この事については、詳しく考えたことがないので、何か解ったら(腕が悪いこと以外で)報告します。
さあ、ツノについてあれこれと考察しましたが、如何でしょうか。
最後に私の拘りについて触れておきます。
ピッカピカ針などはカンナが9本なんですが、メーカーにより8本のものがあります。 お試し品を購入するときは、余程ツノの輝きが良くない限り8本タイプは敬遠することにしています。
あと、スルメイカは小型のものの方が美味しいので、釣果に差がでなければ、私は秋でも14cmツノをメインにしています。
タックル編、長い話になりました。
次は実釣について触れます。
佳境のツノについてコメントします。
とは言ってもツノについては余り語りたくないのが本音のところ…。
なぜならツノは九州と関東では種類も異なるでしょうし、皆さんの釣果に影響があれば責任重大です。
また、私は薀蓄をたれるほどにイカ釣りが上手くはない(たいした釣果がない)。
従い、三浦~房総の昼釣りに限定した私の独断的なコメントということでご容赦願いたい。
私がイカ釣りをはじめたキッカケは、仕事仲間のNさんに誘われてのものでした。
それまでツノすら触ったことのない私に、Nさんは「このツノを使うといいよ」とタッパに15本位のツノをプレゼントしてくれました。
それが定番 "ピッカピカ針" です。
やはり関東圏ではピッカピカ針の実績は確かだと思います。
逆に、私は初めてイカ釣りをしたときからピッカピカ針を使用していたということで、何も知らずに情報を集め、ピッカピカ針に辿り着くようなことにならなかったことは超ラッキーでした。
そのような経緯で、私は多くのスルメファン(東京圏)と同じく、ピッカピカ針を中心に仕掛けを組みます。
このピッカピカ針は廃盤となっており、限定生産で復刻されています。
因みに今年は14cmの限定生産が行なわれなかったらしく、都内の釣具屋では品薄です。
釣具屋さんの店員さんに教えてもらったところでは、メーカー(ヤマシタ)は、釣具屋より先に船宿から限定生産のオーダーを取るようなので、来年、ピッカピカ針をまとめ買いしたい場合、行き着けの船宿さんに予約を入れておけば、入手が可能かもしれませんよ。
但し、色、サイズ毎にケース単位での購入となることは覚悟ください。
では、私がピッカピカ針以外のツノを使わないのかといえば、決してそうでもなく、釣具屋さんで乗りの良さそうなものを見掛けると「試し」に2~3本買ってみます。
ところが(ここが重要なんですが)、お試し品はピッカピカをメインにした仕掛けの中間辺りに結ぶことになるが、乗りが悪いんです…。
という事は、ピッカピカ針の方が乗りが良い(上)という図式が成り立ちます。
こうやって私は新しいツノをいつも試してみるのです。
もし今後、例外(ピッカピカより乗りのよいツノ)があったら、ちゃんと皆さんに報告しますのでご期待ください。
因みに今まで試したものは、ビードロ、MDスティック、シャインです。
次に「乗り」の良さそうなツノって、皆さんどう考えていらっしゃいますか?
何かで読んだ記事では、イカ類も魚と同じで "色盲" なんだそうです。
じゃぁ~何故あんなにツノは派手派手に何色もバリエーションがあるのか?
それは、波長なんです。
色によって海中(深度)で発する波長が違うから。
謎は深まります…。
よくスルメイカは「ブルーとピンクを交互にするだけでいいよ」って船長さんがコメントしていますが、赤系は波長が短く、青系は波長が長い筈。
最も目立のは青系ということになるので、ピンクを混ぜる理由が解らない。
しかも、同色系を並べると乗りが落ちるというのは本当の話らしい…。
また、実釣ではケイムラ(透明)にも乗ってきますし、ピンク、ブルーにも濃い薄いがあります。
この理由は、専門に研究をされる方が取り組むような課題ですので、解明されることを期待するとして、私の中では「良く光る、乱反射する」ものがイカへのアピールが強いのだろうと勝手な推測をしているところです。
さて、更にツノ色について掘り下げると、スルメイカは時期によって乗る色が変化しているのも重要な点です。
私の推測では、これは捕食するものから連鎖したものと考えています。
■ムギ(小学生)……………………白魚などを捕食
■ニセ(中学生)……………………海老や小魚などを捕食
■スルメ(大学生~30代)…………鰯などを捕食
■アニ(中年~老人)………………寄生虫の着いたビール瓶サイズ
ムギイカ(5~6月)は、ピンク・ブルーには乗らず、ケイムラなどの淡い色が良いようです。
ツノも11cmですし、スッテにも乗ってきます(小魚も食いはじめた…)。
ニセ(6~7月)になるとピンク・ブルー系にも乗るようになるが、濃い目より薄めの色の方が良いようです。
ツノは14cm。
スルメ(7~8月)は、ツノは18cmです。
潮も澄んでいることもあり、波長の短いピンクへの乗りも活発になります。
また、獰猛なイカですので、派手目な色へアタックしてきます。
晩秋のアニは、水温の低下や潮の濁りも手伝ってか、グリーン系、ブルー系の波長の長い色で、活性も若干落ちている筈なので、色の濃い薄いは海況をみて判断する方がよいでしょう。
一応、これが自分なりの考えなんですが、実際には濃ピンク、濃ブルー、薄ピンク、薄ブルー、ケイムラといった5本の組み合わせで作った仕掛けをまずは投入して、その日の様子をみるのが私流です。
今年はスルメのスタートが遅れたこともありますが、このレポート作成時(8月末)の実績では、薄ピンクの乗りが良いです。
あと、以前お伝えした オーロラ角の乗りは確かに他のピッカピカ針より上ですし、よく釣具屋に置いてあるシェルシートも海況によっては効果があります。
まあ、これらについては「騙された」と思って試す方は試してみてください。
また、私のスルメは直結オンリーなんですが、何故か赤帽(FN-7)などのコマセ角に乗ったことが無く、今では仕掛けにコマセ角を入れることもしなくなってしまいました。
この事については、詳しく考えたことがないので、何か解ったら(腕が悪いこと以外で)報告します。
さあ、ツノについてあれこれと考察しましたが、如何でしょうか。
最後に私の拘りについて触れておきます。
ピッカピカ針などはカンナが9本なんですが、メーカーにより8本のものがあります。 お試し品を購入するときは、余程ツノの輝きが良くない限り8本タイプは敬遠することにしています。
あと、スルメイカは小型のものの方が美味しいので、釣果に差がでなければ、私は秋でも14cmツノをメインにしています。
タックル編、長い話になりました。
次は実釣について触れます。
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