2009-08-24

スルメイカ(3)タックル編その2

前回は、竿、中錘(5連BBサルカン)、錘用のスナップサルカン、錘と1番下のツノまでのハリスの長さについて触れました。   
今回は、電動リール(バッテリー)について触れてみたいと思います。   
   
まず電動リールですが、異口同音イカはシマノがいいと仰ることでしょう。   
実際にイカ以外の釣り物でもシマノが圧倒的なシェアです。   
それだけ信頼と(壊れない)、コストパフォーマンスに優れているということです。 
スルメイカに限定すれば、ビーストマスターの評価、人気がイカスペシャルを上回ってきたように思えます。   
   
ところが私、シマノが動いているのは頻繁に拝見しているものの、実際にシマノのリールを使ったことがありません…。   
この訳は実釣とは全く関係なく、亡き兄が残した釣具の殆どがダイワ製品だったからで、そこまで亡き兄が拘っていたなら、私もダイワで通してやろうなんていう見栄のダイワ派なことからです。   
結果として、ダイワリールのせいで(ブレーカー作動)何杯のイカをバラシたことか…。   
   
稀にポラリスやリョービをお使いの方もいらっしゃいますが、電動リールメーカーはシマノとダイワの二極化といっても差し障りないでしょう。   
「じゃ~何がどう違うんだ」といったところを今までの情報収集からまとめてみます。
電動リールでお悩みの方、参考にしてください。   
   
■価格 …………シマノ(レオブリッツでダイワもシマノに近づいたが…)   
■ドラグ…………シマノ(自転車パーツのノウハウ。ブレーキ=ドラグ技術突出) 
■リーリング感…シマノ(ドラグと同じく自転車パーツのノウハウ)   
■モーター ……ダイワ(世界No1のマブチ使用。但し負荷大きく停止が目立つ)

また、釣具屋さんで仕入れた耳より情報も書き加えると、この秋シマノは電動2機種を発表するようです。  
ひとつが電動丸800。   
これはダイワのシーボーグ150Sに対抗する小型電動。   
もうひとつが電動丸1000SPをリニュアルして、ヤリイカ専用機種とするみたいです。   
こちらは仕掛けの落下スピードの速さが売りのようです。   
   
さて、メーカーについてあれこれと述べましたが、ここからスルメイカに求められる電動リールの性能について述べていきます。   
私が気を付ける点は次のようなことです。   
   
■レバークラッチであること   
■パワーがあること(巻上力25kg以上)   
■PE4号300mは巻けること   
■スピードは170km/m以上欲しい   
   
スルメイカ経験者であれば、下から3つは説明の必要はないと思います。  
また、ドラグもガチガチに締めてしまうので、特にドラグ性能も問う必要はありません。  
最初に書いたレバークラッチについては補足が必要ですね…。  
  
以前、私はシーボーグ500Fe という現500FTの2世代前の機種を使っていました。 
  http://all.daiwa21.com/fishing/item/reel/ele_rl/seaborg_500ft/index.html   
このシリーズは、メカニカルクラッチモデルで、糸送り機能をオフにした仕掛け落下中でも強くサミングして数秒待つか、スイッチ操作をして数秒待たないとクラッチが入らないのです。   
その時間、凡そ2~3秒。  
そうなると、仕掛落下中にイカの触りがあっても対処が遅れてしまいます。   
ふかせモード対応機種なため、リールの特性上、しようがないんですが、イカには不向きな機種です。
「イカもこのシリーズで…」とご検討の方がいらっしゃれば、絶対に回避されることをお勧めします。
私の失敗談より…。   
   
リールについて最後のコメントになりますが、スルメイカはMyバッテリーが必需品です。   
現状、電源のない乗合船は滅多にありませんので、わざわざ重たい思いをしてバッテリーを持参したくない気持ちは、よぉ~く解かります。   
しかしながら、私もバッテリーを持参しなかったがために散々な思いをしてきました。   
多少の荷物の重さで釣果が激変するのであれば、持参するべきでないでしょうか。 
因みに私は、SEAKING12V13A というメンテナンスフリーバッテリーを使用しています。   
流行りのリチウムを使用しないのは、耐久性はリチウムもメンテフリーもどちらとも2年しか持たないと聞いているからです。   
確かにリチウムは軽いし小さいし、携帯には楽ですが、たかが自宅と車、車と船との間の距離を持ち歩くだけですし、消耗品としてのコストを考えれば、メンテフリーバッテリーはリチウムの半分で済みます。  
  
また、このSEAKINGというメーカーにした理由は、バッテリー側にブレーカーが装備されていないという情報を耳にしたからです。   
嘘か誠か、電気に疎いので騙されていたとしても解かりませんが、電動リールの方はパフォーマンスを発揮してくれています。   
   
タックル編、2回では終わりませんね…。

-----9月2日追記-----------------------------------------------
シマノ電動丸の新機種が発表となりました。
尚、私が "800" と言ったのは、"400C" の誤りでした。
詳しくはHPでご確認ください。

http://fishing.shimano.co.jp/cat/detail.asp?k=100657
http://fishing.shimano.co.jp/cat/detail.asp?k=100656

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