2009-08-21

スルメイカ(2)タックル編その1

前回は、勝山港の萬栄丸さんについて船宿レビューしましたが、今回は仕掛を含めたスルメイカのタックルについて触れたいと思います。  
  
のっけから余談ですが、以前、竿は船宿によってブームがあると書きましたが、萬栄丸さんにもこの法則は当てはまり、やっけに短い竿をご利用の方が多い…。  
"イカおやじ" なら既にお解りですね!アルファタックル海人烏賊シャクリ(125)です。
http://www.alphatackle.com/at/kaijin/new_kaijin/new_kaijin_ika_shakuri.html  
アルファタックルさんの竿はコストパフォーマンスに優れており、私も嫌いではありません。  
  
そんな訳(どんな訳?)で、竿の話です。  
竿には色々と好みがあると思いますが、私の場合、悩みの渦中…。  
冬場はヤリの触りが判らず、帆先だけが鋭敏な硬い竿が好ましいと思いきや、いざスルメになれば硬い竿でバラシを連続し、軟らかい竿の誘惑に負けそうです。  
一方で、スルメの電動シャクリはツノを躍らせて何ぼの世界…。  
頭の中では棒のように硬い竿が向いていると解かっていても…???  
お恥ずかしい話、未だ方針すら見えてきません。  
  
皆さんの参考になるどころか、現状の悩みを打ち明けることしかできず仕舞。  
次回から硬い竿、軟かい竿の両方を持参し、比較していきたいと思います。 
 
    
次に仕掛けについて何点かお話します。  
ツノの話しは別の機会とすることにして、私の仕掛けは図のとおり、直結12本。  
5連ボールベアリングサルカンを装着しているところが目立つところでしょうか…。  
これには2つの目的があり、ハリスのヨレを取る目的と、中錘の代りにする目的です。  
どちらかと言えばヨリ取り(手返し)を重視しており、ヨリがあると投入管に挿しにくいし、手送りするときにもヨリが手前マツリの原因にもなるので、必ず装着するようにしています。  
  
また、この5連BBサルカンのサイズを7~8号と大きくすることで、中錘の代りにしています。  
中錘は「有る方がよい」、「無くても構わない」と人によって評価が異なりますが、私は仕掛けにアクションを加えられるので(この点については後日、触れます)、有るほうがよいと考えています。  
  
加えて中錘(私の場合は5連BBサルカン)があると、船上での仕掛け捌きにメリハリが付けられます。  
仕掛けの回収時、最初にPEラインとハリスの接続部を手繰り寄せ、次に1番上のツノを引き上げ、更に次のツノに手を伸ばすとき、最初に手繰り寄せた糸を放すことになります。  
ところが、風の強い日などは中錘がないとPEラインが風に吹かされて仕掛け回収の邪魔になります。  
こんな弊害を少しでも減らすため、私は中錘を使用する派となりました。  
  
錘と言えば、先日、電動シャクリ中にメイン錘を2つもロストしてしまいました。  
私は確かに派手にシャクル方なんですが、1日2個は幾らなんでも多過ぎます。  
  
軽くなった仕掛けを巻き上げると、スナップサルカンのサルカン部だけが残り、下が無くなっていました。  
それまで私は「スウィベル+ハワイアンスナップ」の組合せを使っていたのですが、錘の接続部とハワイアンスナップが知恵の輪みたいに捻られて外れてしまったようです。 
     
  

この点についてはかなり悩みましたが、近所の釣具屋さんで質問したところ「通常のスナップサルカンのスナップに蛍光玉(餌ハリのチモトに付ける)を6ヶ位通しておくといいよ」とアドバイスしてくれました。 
早速、家に帰り試そうとしたのですが、振っと、強度はスナップサルカンで充分なのであれば、錘が回転しハリスもヨレるので、ここにも「ボールベアリング(スナップ)サルカン」にしてしまおう!と閃き、現在の仕掛けになっています。 
  
最後につり丸か、釣り情報を立ち読みしたところ、錘から一番下のツノまで間隔を3m位と長くすると、直結のバラシが激減するという船頭のコメントが載っていました。  
「なるほどなぁ」とおもいながら読みましたが、誌面にはその理由は書かれておりませんでしたので、推測ながら、この点について補足します。  
  
これは水圧をうまく利用して仕掛けを安定させるものだと思います。  
イカの直結バラシの原因は、殆どが船縁で波の揺れによるものです。  
そうであれば、錘が水圧で安定する深さに保たれていれば、仕掛けの揺れ(上下)が抑えられ、安定するという発想だと私は理解しました。  
  
その半面、底ベッタリの反応があるときには、ツノが棚の上になってしまうので、極端な弛ませが必要となり、オマツリが怖いところですが…。  
  
タックル編は1回じゃ終わりませんね…。  
次回にもご期待ください。  

0 件のコメント:

コメントを投稿