2009-05-24

イサキツアー(1)2009.05.23~24


 
前回、お知らせしたように、兄の仲間とイサキ釣り(今が旬…頻繁です)に行ってきました。
総勢7名。
お邪魔したのは、伊戸(南房総)の海老丸さんです。http://www.gyo.ne.jp/ebimaru/
 
相変わらず、ここの船長は愉快な人だ…。
前日、飲みすぎたのか?船に来るのも遅ければ、小便も何回もする。
同行のEさんが、釣りはじめて2時間位過ったころか、おもむろに仕掛けを回収して「ヨッシ、行くか」と船長と何か話している…。
 
船長:はっきり言ってくれねーとわかんねーよ!
E氏:デカイ方です!
船長:そこら辺、どこでもいいからしちまえよ!
E氏:え~!(とっいいながらもEさんがズボンに手を掛ける…)
船長:ちょっと待てよ、本当にするなら後ろだ、後ろ!
 
超~笑ってしまい、暫くはシャクル腕まで笑い、釣りになりませんでした!
仲間と行ったならではの楽しさですね(笑)。
しかも、今回の釣行は「ツアー」です。
釣りの後、釣った魚を捌いてくれる民宿で一泊する。
なんだか私のライフスタイルそのもののツアー。
本当に楽しかった。
 
そうは言っても、このブログは「船釣り雑記長」、まずは釣りの話から始めましょう。
当日は南西の風ゆるやかで、曇りのち晴れ。
水温は若干低く、潮は澄み、流れはとろり、うねりが少しあり、波は1.5m位でしょうか。
ポイントは洲崎沖~布良瀬。
 
この日は何故か私はスランプ…。
掛っても追い喰いさせている内にバラシの連続(最高でW…)。
仕方なく、追い喰いは諦め、拾い釣りの展開となったんです。
 
それでも20~25匹は確保したから、追い喰いさえ出来ていれば50匹に届いたと思う。
要因をあれこれ考えてみたが、とんと思い当たらない。
竿がいつもより短めの(若干硬く感じる)ものだったからか、餌にはバイオベイトを使ったが、鮮度が落ちていたか、こういう日並にはチヌ鈎がいいのか、単純に魚の喰いが浅かったのか…?
 
なぜ、こんなに拘るかといえば、江見の新栄丸の常連、Ⅰさんがたまたま海老丸に乗船していて、49匹のダントツ竿頭だったからだ。
新栄丸ではⅠさんは探見丸を使っており、敵わないのは深見丸のせいかな…などと考えておったが、海老丸は深見丸搭載船ではない。
純然たる、腕なのだ…。
 
この点については、今後の課題でもあるので、この後もゆっくり考えてみることとする。
唯一の救いは、船中で一番でかい39cmジャンボイサキをGET出来たこと位か(写真)。
更には、船上干しも完成(写真)。
民宿で焼いて貰い食べたのですが、激美味!
やっぱり釣った魚は食べてあげて何ぼ…。
これからも夢の竿頭を狙いながら、作るぞ船上干しなのだ!!
 
次回は、ツアーの詳細も交えお伝えすることとします。

2009-05-20

忙しい…

ここのところ仕事が忙しく、運動(テニス、ジョギング)にも行けていない。
ストレス発散といえば、深夜まで開いているお店で酒を飲むこと…。

それなのに釣りへの欲望は収まらない。
恐るべき釣りオヤジは、深夜に帰宅してから仕掛けを1組作り、眠るのである。

無理が続くと目が痒くなるのだが、その状態が続いている。

しかしながら、今週末は、以前から計画していた亡くなった兄の仲間達とのイサキ釣りだ!
加えて、過日失敗した船上干しのリベンジもある…。
頑張らなくては!!
レポートをご期待あれ。

2009-05-17

イサキ・タックルについての考察(3)


標題も下手の長談義となってしまい、申し訳ありません。
第3話です…。

まず、前々回( イサキ・タックルについての考察(1) )の訂正から。
「タックルについては「コレ」じゃないと駄目というところが殆どありません」と書きましたが、コレじゃないと駄目という点が1つありました。
鈎(はり)の色です。
イサキは何故かグリーンが大好きなんです。

私はカラー鈎(ムツ9号)を愛用しているのですが、やはりグリーンの喰いがいい。
(他にピンク、ホワイト、夜光の3色があるが…)
ウイリー(鈎にポリウレタン糸を巻きつけた疑似餌。付け餌をつけずに誘って喰わせる)を使う人に聞いてもやはりグリーンの喰いがいいと言います。

この習性の訳は不明ですが、色のついた鈎を使う場合、グリーンは欠かせません。
しかも、配置は一番喰いのよい仕掛けの下鈎にグリーンをもってきます。
これは長年の確かな統計ですので、色のついた鈎を使う場合には是非お試しください。

さて、本題に戻りますが、皆さんの釣りの楽しみは何ですか?
私の場合、自宅であれこれと考えながら仕掛けを作るのも大好きですし、勿論、釣り自体も大好きです。
更には釣りに行くためのドライブも好きですし、釣った魚を喰うことも欠かせない。

イサキは釣った当日であれば、ウロコを落として塩焼きが美味しいですし、湯引きもいい。
刺身は釣り人ならでは釣った当日に食べることが可能です(コリコリしています)。
漁師料理のナメロウ、サンガ焼き、沖ナマスも格別です!
代わったところでは、香草焼、ムニエル等もお勧め!
ところが、余り皆さんが試さないのが、干し物なんです。

日干し、一夜干しも格別に美味しいですよ!
都会の外気では干したくないという方には、「ピチットシート」なる優れものがお薦めです。
冷蔵庫の中で一夜干しを作ることが可能です。
是非、お試しあれ。http://www.pichit.info/

ところが、ところが、干し物の王様は何と言っても「船上干し」です。
スルメイカの船上干しについては釣り人の皆さん熱心に作られますが、魚の船上干しを作られる方はあまりお見かけしません。

「こんな美味いものはない」と船上干しの話を行き着けの店でしていると、常連(友達)のN氏が〝じゃー食べてみたいから作ってくれ〟ということになり、今回イサキ釣りに行ったという訳です。

ですが…、失敗してしまったのです。
上手くいかなかった。。。

まず、レポート( イサキ釣り(2009.05.10) )にも書いたように、前半、イサキが釣れなかった。
4時間は干したいと思ったので、塩水に漬けるのを1時間と考えると、7時までに釣った魚を捌かねばならず、その時間に適当なサイズのイサキが釣れていなかった。

しようがなく、アジで船上干しを作ることにしたのですが、塩の量が多すぎた。
歯ブラシを持参するのを忘れてしまい、魚の汚れが少し残った(イカ墨用のブラシはあったが、流石に使う気にはなれず)。

更には干したアジを写真に撮ろうとしたら、アジが居ない。
カモメも飛んでいなかったから、どうしたのかとロープの場所まで行ってみると、クリップから外れて床の上で濡れていた…。
直ぐに干し直したが、生乾きになってしまった。
少し離れた場所に干しておいたものだから、落ちたことに気付かなかったのだ…。

加えて、下船後に新聞紙の上で追い干しをしていたところ、それを見にきたオヤジのタバコの灰が干物の上に落ちてしまい、もう踏んだり蹴ったり…。
そんな出来の悪い船上干しをN氏は美味しいと言って食べてくれた。
是非、次回は完璧なものを贈呈しなくてはならない。

そんな訳で、船上干しの写真はありません。
申し訳ない。
その代りにイサキの刺身の写真をUPしておきます。

2009-05-16

イサキ・タックルについての考察(2)

前回( イサキ・タックルについての考察(1) )は竿について考えをまとめてみましたが、書ききれなかったため、リール他の続編をしたためます。

イサキは根周りの上層に群れていて、船長から出される棚指示は概ね20~50m程度。
平均的に30m前後と、アジなどに比べると浅めです。
ですので、電動リールがなくともそれほど苦はなく、斯くいう私も手巻き派です。

30m前後の棚となれば、潮が余程速いとき以外は、糸フケ(オマツリ)の心配もないので、道糸の太さも好みでよいでしょう。
5号だとかを巻いておけば、巻きっぱなしで暫くは使えるでしょう。
また、糸の量は仮に50m棚で2回切れたことを想定して、150mもあれば大丈夫でしょう。

因みに私は、3号を200m巻いてあります。
このセレクトは、鯛船の船長さんが「大鯛(5kg)でも最新のPE2号なら切れることはないよ…」と話していたのを耳にしたのを参考にしています。

では、2号で用途は充分満たしているのに、なぜ2号にしていないかと言えば、サルカンを接続する糸先が2号だと心細いからです。

リールを仕舞うとき、レベルワインダー(スプールに平坦に糸が巻けるように左右に動く箇所)に糸を通しっ放しで、リールシートに糸を引っ掛けておきますが、チチワの結び目の綻びが気になるのです。
切れるのはココだろうなと…。

釣行の度に切って、結び直せばいいのでしょうが、道糸は棚を測るため、10m単位で目印が打ってあるので、切るとなると10m単位で切らなくてはならず、なかなか実行できません。
そこで、2号から1番手太い3号を巻いているという訳です。
当然、チチワは3重にして余った糸は編み上げにしていますが…。

その糸を巻くリールですが、過日、少しまとめていますが、好みの太さを150m巻けることが選定条件となりますが、少し大きい型の方がいいでしょう。
その理由は( GWの過ごし方 )をご参照ください。
私の場合、前まで使っていたアブのサイズが小さ過ぎて(選定を誤って)、巻き上げが重く、新しいものを購入したのです。

ライトタックルが流行し、小型で性能のよいリールがお店にたくさん並んでいますが、ライトタックル用を使用する目安は、錘負荷40号まででしょうか…。
房総のイサキは、コマセ籠(ビシ)は殆どの地域で60号が標準で、更には多点掛けを狙う釣りのため、水抵抗が大きいので、少し大きめの型を使う方が楽という結論に(失敗から)至っております。

私の選んだ、Millionaire 300 のファーストインプレッションは「エッ、こんなにリーリング軽いの…」というものでした。
残念ながら、この点に関しては、なんとも説明のしようがないので、実釣で使っていただくしかないのですが…。

期待していた船縁アラーム機能は、「0」セットした位置の8m手前から6m、4m、2mで4回鳴るというもので、イメージしていたものと異なりました。
シャクっている最中にピッピッされても困りますので、結果として当てがはずたものです。

また、アラーム音が少し小さく、聞きおとしてしまう程度なのも課題ですな。
コマセタイマーは思ったとおり順調です。
課題も少しありましたが、総じてリーリング感の良さが課題を凌駕しておりますので、満足のいく購入でした。
総合評価95点です。

ここで以前から感じていた釣具メーカーや釣具店への提案があります。
私は健康促進のため、テニススクールに通っているのですが、テニスラケットもそこそこ高価な物で、竿のように大きさ、硬さ、厚み、長さ、デザイン(色)、メーカーによる独自機能もそれぞれ異なります。
(因みにシャラポワが使用している「プリンス」というラケットは、ダイワ精工が日本代理店)

そこでメーカーは販促の一環として、試打ラケットなるものをテニススクールやテニスクラブに配給します(テニスショップが独自に用意する場合もあります)。
スクール生(テニスショップにラケット購入に行った方)は、配給された新型ラケットを試し打ちすることが出来るのです。

このシステムを是非、釣具にも導入していただきたい。

保証金として1,000円なり、2,000円なりを徴収しても構わないのではないでしょうか。
購入者から見れば、数万円の釣具がイメージに合わなかったりするよりは、安く・楽しい釣具の選択をすることが可能となります。

当事者(メーカーやショップ)にしても、保証金が徴収できれば、10回程度レンタルすれば原価は回収できます(その後、オークションでもいい)。
破損も保障期間であればメーカーで修理できます。
何より顧客満足度が向上し、雑品などの副収入が増えるのではないでしょうか…。

この場を借りてご提案申し上げます。

またまた長くなってしまいましたので、今回はこの位にしておきます。
次は、船上干しのことについて触れたいと思います。

2009-05-13

イサキ・タックルについての考察(1)

今日は、(5/5)GWの過ごし方、(511)イサキ釣り(2009.05.10)で記したリールのインプレッションを交えたイサキ釣りのタックルについてお話ししようと思います。
 
春から夏にかけて(ベストシーズン)のイサキ釣りは、関東ではポピュラーなターゲットで、釣人の人口も多いと思うのですが、タックルについては「コレ」じゃないと駄目というところが殆どありません。
なにしろ「イサキ」と名の付く竿も殆どない状況です。

極端な話、どんな竿でもイサキが釣れる所以なのでしょう。
それに加え、体格の割りには引き味がよく、数が釣れ、食味もよいところがポピュラーな要因ですね…。

従い、私のコメントは、あくまでも私見=好みであり、参考までに留めておいてただきたい。
 
まず、竿について。
私の好むイサキ竿は、柔らかい竿です。
前回の釣行では、ダイワLEADING X ネライ240S(7:3調子、錘負荷30~100号、絶版)という竿を使いました。
因みに、これは兄の形見の竿です。

イサキは基本的に向う合わせの魚で、特に合わせを行わなくても引きが訪れたあと、ゆっくりと聞き上げるか、リールを巻き上げれば鈎掛りします。
そういった意味で、柔らかい竿の方が魚を喰い込ませられる面が有利です。
 
バンジージャンプを想像してみて下さい。
あの縄が全て麻だったら、堕ちきった場所で足枷がスッポ抜け、人間は滝壺に突き刺さってしまいます。
ゴムで足枷するから、ビヨ~ン、ビヨ~ンと衝撃を吸収して(足首が縄から抜けず)落下スリルを味わえるのです。

釣りの場合も同じで、エサを咥えて魚が泳ぎはじめたとき、硬い竿であれば、鈎が口からスッポ抜ける可能性がありますが、柔らかい竿であれば、溜めが効いてバラシが少なくなります。

餌釣り業界では、この竿の柔らかい・硬いを「硬い→先調子(9:1~7:3)」と「柔かい→胴調子(6:4~5:5)」として区分しています。

さて、そんなイサキはコマセで釣ります。
コマセ籠=ビシに沖アミやアミコマセを詰めて、撒き餌をしてイサキの群れを寄せ、エサ鈎もしくは疑似鈎(ウィリー)で掛けるのです。

このコマセを振るときにも、竿の柔らかい、硬いが少し影響します。
誘いも兼ねて、コマセを振る=竿をしゃくる訳ですが、やはりバンジージャンプの原理と同じで、竿が硬ければロットワークがコマセ籠にダイレクトに伝わってしまい、ギクシャクしたシャクリになります。

故にイサキ竿は柔らかいものが適していると言えます。
具体的に言うと、調子は7:3~6:4ということになるでしょうか…。
 
7:3調子は穂先から3割のところが曲がりの支点となり、手元側に7割が残るということです。
この支点が穂先に行けばいくほど先調子となり、支点が手元に近いのが胴調子となります。
 
錘負荷については、イサキで使用するビシ籠が関東では60号前後ですので、錘負荷~80号と標記されていればOKでしょう。
 
もう1つ、長さという選択があるのですが、これは皆さんの好みでよいでしょう。
竿捌きといった面では、短い竿が楽ですし、流行もショートです。
1.8~2.0mといったところですか…。
 
私の竿は2.4mとやや長めなのですが、イサキの多点掛けで、長い竿が弧を描きいなす(引きを味わう)のが堪らなく好きなので、愛用しています。
 
少し話が長くなりましたので、今日はこの辺に留め、後日、続編をしたためます。
私の好みでお勧めの竿はどれ?と聞かれれば、リーディングスリルゲーム6:4Mかな?
但し、値段が高い竿なので、お金に余裕がある方はご覧になってみて下さい。

2009-05-11

イサキ釣り(2009.05.10)




前回(GWの過ごし方)をご覧いただいた方への報告を兼ねますが、5月10日(日)にイサキ釣りに行ってきました。

実のところ、アカイカにするかイサキにするか悩んでいたのですが、友人のNさんの「船上干しが喰いたい」という一言でイサキに決まったものです。

また、前回(GWの過ごし方)、欲しくて堪らないと書いたリールも結局購入。
でも値段が値段なだけに、清水から飛び降りるつもりで、絶対に脇見はしないと店の前で心に決め、勢いをつけて買いました…(男の6回払い)。
だって、レオブリッツが買える値段だからねぇ~。
証拠の写真も貼っていますよ!

タックルについても色々と語りたいところですが、まずは本題、釣りの話から…。

今回の釣行は、江見(房総)の新栄丸さんにお邪魔いたしました。
乗船者8名、陣取ったのは、右舷胴(艫寄り)。
艫寄りに釣座を確保したのは、新栄丸さんにはロープがスパンカーにしか張っていないので、船上干しを作るには艫寄りにする必要があったから…。

その他の条件は、晴れ、海上風やや強め(北西)、波1.5m位、潮遅め(澄み)、水温不明、気温20~25℃、といったことろです。

釣果は計33匹(イサキ、アジ、カワハギ)。

魚(海)というのは本当に解からないものですね。
2日前まで船宿のHPに"イサキ爆釣"なんて書かれていたのに、前日からパタッと喰わなくなったそうで、実際に仕掛けを投入してみてもアタリなし。

外房地域にはイサキの総量規制があり、爆釣というと、この規制値50匹(イサキのみで)を釣った方が何名もいらっしゃるということです。

開始からしばらくはアジしか釣れないという状態が続き、少しポイントを移動してやっとイサキの型を見るが、サイズはウリンボ(イサキの稚魚)。
そこで船長さんが大きなポイント移動を決行したが、移動後の一時、活性が上がったものの、次第にアタリが遠のき、ポツリ、ポツリと拾い釣りする状況に戻ってしまいました。

こういう釣れない日ってあるんですよね。
日本には上陸せずに萎んでしまった台風のせいで水温が落ちたのか(台風後は水温が低下する)、青物でも回遊してきているのか…。

ま~それはそれと受け止めて、次にこのような展開となった場合の対応を検討することとしましょう。
今回、私が試したのは次のような対策です。

■ハリスを細く、長くした(仕掛けを替えた)
■誘いをソフトに小さくしたり、落とし込みも交えたりした
■誘い柵を下げてみた
■エサを小さくしたり、オキアミを付けてみた(イカタンとバイオベイト利用から)

一般的に行われる喰い渋り対策です。
今回の釣果(反芻)から、次回に心掛けることは、

■誘い柵を上に広げてみる
■1本鈎にしてみる
■コマセを絞る

などが考えられます。
喰い渋りの魚というのは、真冬にコタツに入ってしまった私のように動こうとしません。
(船の魚探には反応はあるが、喰ってこない)
そんな時、私の大好物であるカレーの香ばしい匂いがふわっ~と漂ってきました。
私が魚だったらどうするでしょう?

魚には落ちてきたり、上に逃げるエサを追う習性があります。
ハリスを細く(軽く)するれば、潮に仕掛けが馴染みますし、長くすれば、天秤などの位置が高く(浅く)なり、魚の違和感を和らげます。
エサや鈎のサイズを小さくするのも、この潮に馴染むという点で有効です。

尚、ハリスが魚に見える見えていないという議論がよくされていますが、私はどんなにハリスが細くとも見えていると考えていますので、潮に馴染ませるという点がハリスを細くする目的となります。
この議論については、その内また触れることでしょう。

誘いに関しては、カレーの匂いを私の鼻っ面でやんわりと嗅がせるのと同じ効果を得るためです。
沢山の料理が作られるファミレスの厨房からは、そんなに良い香りはして来ませんが、カレー専門店からは良い香りがするものです。
コマセを無闇やたらとバラ撒き、せっかちな誘いをするよりは、少ないエサ(小さなエサ)でやんわりと誘ったほうが有効だと考えます。
人間と一緒で、食べたくない時でも、小鉢一皿くらいであれば、ペロッと食べられるものです…。

最後になってしまいましたが、イサキという魚は誘って釣る魚です。

次回(その次かも)には、Newリールのインプレッションを交え、イサキ釣りのタックルについて述べてみたいと思います。
船上干しがどうなったか、気になる方もいらっしゃるかもしれませんので、そのコメントも加えながら…。

2009-05-05

GWの過ごし方

















皆さん、GWは如何お過ごしですか?
勿論、釣行されている方も多いのでしょうし、普段、家族を放っぽらかして釣ばかりしている罪滅ぼしにと、家族サービスされている方も多いでしょう…。

今の季節は、鯛が乗っこんでいますし、人気のマルイカもスタートしています。
私の好きなイサキもシーズンに入ったところです。

ところが、GWなどの連休は、船宿も殆どが満席となりますし、帰りの渋滞も通常の土・日よりも酷く、疲労の増す釣行となってしまいます。
ですので、私としては釣りに行きたいのを我慢、我慢して、5月10日(日)をターゲットとして情報収集や仕掛け作りをしております。

ところが、情報収集をし過ぎて困ったことが2点発生しました。
ひとつは、5月10日の釣り物。

主に房総をホームとしている私は、前述したイサキ釣りを(禁漁期間以外は)周年狙っているのですが、アカイカ(マルイカが大きくなったもの)の釣果が日毎に増しており、イカオヤジの心を擽りはじめてしまったのです。

イサキにしようか、アカイカにしようか、今夜にも決定しないと仕掛け作りが間に合いません!
もうひとつの悩みが、新しいリールが欲しくなってしまったことです。

欲しいリールは、ダイワの Millionaire ICV300 です。
私の好きなイサキ用のもので、現在、メインで使っているアブのAmbassadeur C4 HyperWinch 5600 に代わるリールです。

アブも気に入ってはいるのですが、ミリオネアの300シリーズはスプールが広い(巻いてある糸が高くなる面積を広く使える)ため、リール自体の精密さに加えて、リーリング感が極上なんです。

更には手巻きリールではありますが、デジタルカウンターが付いており、これが何だかんだ便利なんです。
その利用方をご紹介すると、ひとつ目はシャクリです。
私は、まめに(縦への)シャクリをする方なので、仕掛けを作るときにシャクリ数(リールを巻き上げる長さ)を想定して作るのですが、釣っている内に何回シャクッたか忘れてしまうことがあります。
そんな時、デジタルカウンターの「船縁アラーム」機能を利用します。

通常、ビシが海面に着いたところ、又は、仕掛けを回収したときにちょうど良い長さで船縁アラームをゼロにするものなのですが、私の目論見では、ビシを落としてから指示棚で一度落下を停めて、カウンターを「0」リセットします。

そうしてから狙った棚に再度仕掛けを落とし、シャクリを開始すれば、船長の出す指示棚で「ピッピッピッピ~」とアラームが鳴り、シャクリ数を忘れてしまっても、ラインの色を確認するまでもなく棚を守ることができます。

もう一点は、コマセタイマー機能です。
これは言うまでもなく、仕掛けの投入時間を正確に把握することができます。
やはりコマセ切れてしまえば、魚がいても針掛かりする確率は低くなります。
そうであれば(その日の潮の速さ、シャクリの強さなども関係するのでしょうが)、感覚的(曖昧)に「そろそろコマセが切れる頃」という判断をするよりは、2分、3分と決めた間隔で仕掛けは回収した方が釣果も上がるのではないでしょうか。

もう少し安価なリールでも、デジタルカウンター搭載モデルは幾つもありますが、そこは何と申しましても道楽でございます。
車でセルシオを買えなくとも、釣具であれば何とか最高級品を手にすることが可能です。
(メーカーの戦略にマンマと嵌まっているだけか…)

いずれにしても楽しい悩みではありますが…。
次回の更新は5月10日の釣果も添えてお伝え出来ることでしょう。

2009-05-03

アジ釣り(2009.04.29)


4/29(祝)に知人4名でアジ釣りに行ってきました。
お邪魔したのは浦賀港の前田丸さんです。

同行者は、釣り未経験者1名、船での釣り未経験者1名、10年以上釣りから遠ざかっていた者1名という陣容で、私は竿を出すことが無理かなあ…などと覚悟していたものの、皆、飲み込みがよく、アジ釣りということも手伝って竿を出すことができました。

その日の前田丸さんのポイントは、俗に言う「走水」。
潮は言うまでもなく速く、少し茶色っぽく濁り、水温も低かったようで、波も風もなく、鯖の邪魔も左程でなかったが、拾い釣りの展開となり、釣果は今ひとつでした。

それでも、1人7匹くらいにはなっていたようだし、何より天気が良かったので、同行の3名にとっては、楽しいレジャーになったのではないでしょうか。

当日を振り返ると、トップの方は40近い釣果があったようですので、幾ら同行者の面倒を見ていたからといっても、私の10匹弱の釣果とは差があり過ぎますので、少し整理してみます。

●濁潮ということで、特エサを(イソメ)などを用意するべきだった
●ポイントが航路と分っていれば、早起きして、釣座を潮下に確保するべきだった
●同行者は抜き上げ時のバラシが幾つかあった。タモを用意すべきだった

大きくはこの3点。
うち、2つは前日、釣宿に電話確認していれば回避できたこと。
もう1点は私の気がまわらなかったせい…(私の釣果には関係ないことだが)。
あとは、経験と腕ということになりますね。

このような事例についての考察を交え、今後もブログを充実させていくつもりです。
取敢えず、今回はアジ釣行について書きました。

【言い訳…】
知人と反対側に座ったオッサン2人(左舷ミヨシから2、3番目)がサミングもせずに仕掛けを降ろす。 当然のことながら走水のブッ飛び潮で、道糸は私の目の前を更に左へと沈んでいく。
こうなると、私の竿にアジが掛かり、仕掛けを回収するたびにオマツリするのは必然である。

当日の数少ない時合いに連続4投オマツリし、仕掛けを12本もロストすることとなった。

潮の速いときは、サミングして(時には完全に何度か停めて)、糸ふけを取りながら仕掛けを降ろすよう皆さん注意しよう。