2011-01-21

優れもの(その4)TALEX・偏光レンズ

「優れもの」も今回で4本目。
何だかシリーズ化できるような気がしてきました…。

さて、写真は私の使用するサングラスです。
とは言っても、今回のご案内はサングラスというより ″偏光レンズ″ を中心としたものとなります。



フレームは「ZEALネオアベンジ」の模作品で、NOブランドかと思いきや「ZeroStage」なるメーカーのものでした。
勿論、中国製!

私は視力が弱く、サングラスを度付きにする必要があるのですが、費用としてはフレーム代+レンズ×2枚+度付き加工の3つが必要で、お財布にやさしくないんです。

故にフレームはブランド品を避け、基本性能がしっかりとした安価なフレームとしています(コピー品のくせしてALLチタンフレームなんですが…)。

そして肝心の(金を掛けた)偏光レンズ(度付き)は、TALEX(タレックス)トゥルービューを装着しています。

釣りの分野では比較的に有名なTALEXですが、インプレッションを一言で表現すると「凄い!」です。
想像を絶する海面雑光(海面反射)のフィルタリング能力…。

雑光が無いから「見やすい」。
見やすいから「ストレスも少ない(目や体がラク)」。

いまや ″コレ無し″ に釣りは私には考えられません!

そんなTALEX(偏光レンズ)ですが、ここに辿り着くには紆余曲折がありました。
詳しくは「海にでると…②(釣用サングラス)」をご覧ください。

そこで、今回のコメントには素人ながら私の偏光レンズの選定ポイントなどをアドバイスしようと思います。

まず、最大のポイントは「金を惜しむな」です。
冒頭にも述べましたが、非常に高価な買い物です(メガネを作られたことのない視力の良い方は、特に衝撃が大きいと思います)。

それでも良いレンズ+しっかりした調整を施せば、ストレスや疲れを軽減してくれるので結果としてテクニカルな釣りになればなるほど釣果にも影響します。
ロッドやリールを買える金額とはなりますが、偏光レンズだけは騙されたつもりで良い品を選んで下さい。

次にフレームの形状は非常に重要です。
こと釣りに限定するならば、カーブの強いデザインは絶対に避けるべきです。

ドライブ、バイクやランニングなど減光(眩しさを防ぐ)ことが目的であれば、カーブが強いデザインは側光を軽減してくれるので良いのかもしれませんが、カーブが強ければ収差が生じ、頭が痛くなったり、視界のボヤケ、歪みの原因になります。
この現象は視力の良い方にもあらわれます。

釣り用にカーブの強いデザインを検討されている方は耳を傾けていただいて損は無いと思います。

また、最近では紫外線...UVカット(UV400シール)機能の無いサングラスは見掛けなくなりましたが、アメリカでは紫外線カット率が99.5%ないと規格適合せず、サングラスとして販売できません。

TALEXでなくても名の通ったメーカーのレンズであればこの規格にはまず合格しているので、重ね重ねにはなりますが、レンズは良い品を選ぶようにしましょう。

尚、紫外線による目への影響は過日コメントしてありますので、参考にして下さい。

そして見やすさの基準は、現在、2つの指標があります。
自然光を通す割合を可視光線透過率とし、雑光をカットする割合を偏光度で表示しています。

因みに私のトゥルービューは透過率30%、偏光度99%です。

可視光線透過率は明るさです。
数値が大きいほどレンズの色は薄く、視野が明るくなります。
私の場合(30%)、室外では目が透けて見える程度の濃淡です。

偏光度は海面のギラツキを消去する割合のことです。
UVカットを含め、この性能がサングラスの全てといっても過言ではありません。
トゥルービューの99%は称賛に値します。



この偏光度、以前は濃いレンズ色でないと高い数値を得ることができなかったようですが、材質の研究開発により問題解決されたようで、目的やファッション性の幅が広がったようです。

そしてTALEXのレンズカラーは沢山のラインナップがあるわけですが、私が「トゥルービュー」を選択した理由は、ショップの方に目的(釣目)を相談したところ、一番ラインマーカーの視認性が良いとアドバイスいただいたのが1つ。

初めてのTALEXということで、冒険した色(イーズグリーンに興味あり)よりも ″定番カラー″ がいいのかな?と思っていたことが1つです。

レンズにはオプションが2つあり、レンズの素材とコーティング(傷付き防止)の選択が可能です。

TALEXの場合、素材はガラス、プラスチック、カッチューと呼ばれるカーブの強いフレームにも装着できるタイプの3つ。

ガラスは傷には強いのですが、重いので私はパス。
カッチューは前述したように、デザイン性に広く対応するために開発されたもので、若干コストも高いです。
従いプラスチックレンズを選択しました。

コーティングにはハードコート、ハードマルチコート、ミラーコートの3つがあります。
コーティングはしておくに越したことはないのですが、ミラーコートは見てくれが嫌い(論外)!
ハードはレンズ表面の反射と映り込みが起こり、見辛いことがあるので、見え方が良いハードマルチにしています。

また、フィッティングは非常に重要です。
フレームのフィッティングを怠れば、幾ら良いレンズを装着していても猫に小判。

特に視力の良い方は、ネットショッピングも可能なので店頭に赴くのも面倒臭いでしょうが、是非お店に足を運び、フィッティングをすることをお薦めします。

最後になりますが、メタルフレームを海釣りでご使用の後は、リールと同じでサングラスも真水でジャブジャブ洗いましょう。
帰宅してから中性洗剤で洗うのも重要ですが、潮のチカラは恐ろしいですよ…。

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